今日は。B.T.です。

いつも読んでいただいてありがとうございます。


というか、もう半年も更新をサボってしまったので「また読んでいただいてありがとうございます。」と言うべきでしょうか。




今回は年一回の遠征に行って来たので重い腰をあげて頑張って記事を書こうと思います。(長文ですがご容赦下さい。


今年の遠征の行き先はタイトル通り対馬です。

対馬は2年前に行った奄美と同様に興味深い固有種がいることで有名ですね。


奄美はのりちゃんさんとご一緒しましたが、今回はソロ。頼れるアニキはおりません!(汗)  1人で頑張らねば!!




【 初日 】

出発は7月1日。お馴染みのピーチで福岡へ。(^.^)



2時間もすると私にとっては約40年振りとなる九州が見えて来ました。


有名な聖戦家に是非ともご挨拶したかったのですが、対馬行きの便への乗り換えのためだけの時間しかなく今回は涙を飲みました。(/ _ ; )イツカキット



対馬へのフライトの途中、壱岐上空を通過。ここにイキヒラタやイキノコが一杯いるんだろうなぁ〜…と思いながら、こちらも残念ながらスルー。



そして遂に来た!憧れの対馬。


気温は30℃くらいかな?35℃超えの東京から来ると過ごしやすく感じるから不思議です。




暖流とはいえ対馬海流の真ん中に浮いている島だからか、海が狂乱的な気温の上下を抑えてくれるのでしょう。


などと考えている場合ではありません!


即、レンタカーを借り受けてから宿に移動してチェックイン。あらかじめ送っておいた荷物を受け取りすぐにトラップを仕掛けに出発。




Googleマップで見当を付けていたあたりにバナトラを仕掛けながら、同時にウロや樹液を観察。



するとコナラのメクレにいた!



50mm程度とサイズは小さいがスラリと伸びたこのアゴは間違いなくツシマヒラタ。


なんと島に着いてから2時間15分。宿を出てから1時間ほどで最初の目標をクリア。


コクワよりヒラタが多いとは聞いていましたが、本当に沢山生息しているのでしょう。



その証拠の写真。

さっきの個体を採った木のすぐ側。樹液にむしゃぶりついている大型のヒラタ。




デケ〜〜!!

(仮計測で69mm)


関東の小さなヒラタばかり採ってきた自分には堪らないサイズ。同時にメスも採れてスタートダッシュはバッチリです。



因みに、私は初めての場所へ遠征する時は最初の一頭目を採るまではすごく緊張します。



もし、ボーズだったら?



それまで手間ひまをかけて準備したきたのが無駄になる様な怖さがあります。でも逆にドキドキしながらもその緊張感を楽しみながら新規開拓する楽しさはたまりません!


その後もトラップを仕掛けながらポツポツとヒラタを追加。




海沿いの照葉樹林で見つけた個体。

小さくて一瞬チョウセンヒラタかと思いましたが、落ち着いて見ると小型のツシマヒラタでした。(汗)


ヒラタ以外ではコクワ♂1頭、カブトムシ♂1頭♀2頭を見ただけ。本当にヒラタだらけの島のようです。


結局、初日はツシマヒラタの♂4頭、♀2頭をゲットして終了しました。




【 2日目 】

この日は予定通りキンオニクワガタを探します。


先ずは宿から近い山へ。

キンオニはこんな沢沿いの倒木や落ち枝に入っているそうです。


普通のオニクワガタと同様に一年一化で夏に羽化して、すぐに交尾して死んでしまうらしい。成虫のシーズンは普通のオニクワガタよりやや早く7月後半から。


という事で、成虫を狙うには3〜4週間早いため、今回の狙いは幼虫。うまくすれば材の中から羽化済の成虫が出せるかもと期待です。



こんな感じの細めで手で崩せそうなくらい柔らかい材を中心に物色。



チョイチョイと幼虫が出ますが…




どうやらコクワかな?

見分け方は普通のオニクワガタ同様に第一気門が “ C ”ではなく“[  ”の形らしい。スタイルはコクワやスジに比べればややぽっちゃりしていると思われます。つまり大きなオニクワガタの幼虫を探すつもりでいけそうな気がします。


この山は2時間以上歩いても思ったような成果が出ないため下山。


その途中、樹液を噴き出しているアカガシからこんな子を発見。


ネブトです。

固有種ではなようですが記念に持ち帰り♪(´ε` )



エリアの選定をミスったかなと考え、遠く離れたポイントへ1時間以上かけて移動。


沢沿いの登山道を登り、標高200m付近から材を物色。怪しい幼虫を2頭、3頭と追加。

う〜ん、ハッキリ分からん!




と、





いきなり、キターーーー!!


キンオニクワガタ

オスの蛹




上に反り上がった特徴的なアゴは間違いようがありません。目が黒くなった羽化が近いオスの蛹です。





その後も成虫は出ないけど蛹は出る。(大汗)
残念ながら成虫を採るにはやはり時期がまだ早かったようです。

この蛹は慎重に持ち帰ることにしました。小型種なので輸送時の振動にも耐えてくれる可能性に賭けます。

同じ材や近くの材からそれらしい幼虫も10頭ほど採れたので、キンオニ採集は終了。


【 3日目 】

残るターゲットはチョウセンヒラタ。


ですが、チョウセンヒラタはポイントがかなり限局されるらしくトラップ頼みにしておいて、この日は有名な原始林に分け入りました。動植物を採取したり樹木を傷つけたりは禁止のエリア。


しかし、日本中探しても本物の原始林はほとんど残っていないそう。それが対馬には太古からの森が残っていると聞き、見学に行きました。


この見事なスダジイの巨木!

そこら中にあります。


イスノキ(?)だと思います。


どの巨木も大人3〜4人いないと幹を抱えられないほどの太さ。圧倒的な存在感です。



下山途中に出会った子。

あとで調べたら固有種のツシマテンらしいです。


有名なツシマヤマネコには会えませんでしたが、代わりに出会えて嬉しかったです♪



下山後は樹液を見て回りました。


アベマキの幹を這うノコギリ。

固有種ではなくホンドノコギリだそうです。



この直後、スズメバチの羽音に引き寄せられてクヌギの根ウロをのぞくと大物のアゴが!



またまた大きなツシマヒラタ。

仮計測ですがギリギリ70mm。


カッコいいですね〜( ´∀`)

もちろんお持ち帰り♪



この後一旦、宿に帰って仕切り直し。


夜間は見つけてある樹液ポイント回りとバナトラの観察です。


このバナトラは地面に仕掛けたもの。

横に写っているのはトラップに来た唯一の甲虫のフツーのセンチコガネ。(汗)


バナトラは2〜3日ではなかなか結果に結びつきにくいようで、今回は惨敗でした。(泣)




【 4日目 】

採集の最終日。

この日は午後には採取した虫を梱包して発送しないといけなかったので、午前中は仕掛けたバナトラの回収に回りました。


トラップは前述の通り全く当たりなし。ただし、日を追うごとにたかっているハエや小虫が増えてきていて、もう少し日数が有れば結果が出たのかな?なんて想像しました。



片付けながら島を回り、ついでにこんな場所にも行ってみました。



対馬海峡に近づく敵に大砲を撃つために作られた砲台や宿営地跡。まるで映画ラピュタの遺跡のようでした。(実際には敵は来ず演習ばかりせていたそうです)


この周辺ではクワガタの気配を感じられなかったのですが…



こんな子に出会えました。



対馬固有種のヒメダイコクコガネです。

糞虫は普段採りませんが、ツノが有って可愛いし沢山取れたので、SALTさんへのお土産も兼ねてお持ち帰りです。


これにて、採集は終了。



【 5日目 】

台風が近づいてきていて予報では九州直撃のコースを取るとのことでした。


採集3日目から雨も降ったり止んだり。幸い採集そのものにはそれほど影響しませんでしたが、帰りの飛行機が飛ぶかどうかヤキモキしました。


機材の故障とかで1便後の飛行機になりましたが、無事出発。



写っているのは下島と上島の境の海峡の一部。大船越橋も写ってます。




遅延した代わりに福岡での乗り継ぎ便も新たに用意してくれて無事東京まで辿り着くことができました。


いやー、今回も楽しい離島遠征でした。チョウセンヒラタは採れなかったし、あわよくば本命もと欲張った気持ちもありましたが、70mmのツシマヒラタとキンオニを抑えられたので満足です。


結果は

ツシマヒラタ ♂7頭 ♀4頭(持ち帰りは4ペア)

キンオニクワガタ 蛹2頭(♂) 幼虫10頭

ネブト ♂1頭

ヒメダイコクコガネ 7頭


他に観察できたのは、

コクワ、スジ、ノコギリ、カブトムシ、ヤマトタマムシ、ナミハンミョウ…と、ツシマテン


後は、無事ゆうパックが届くのを待つばかりです!(爆)



でわでわ!

最後までまで長文お付き合いいただきありがとうございました。





そうそう、




宿の近くで開店したばかりのお店で超うまい晩飯にありつけました。


鯛のアラ煮、鯛の潮汁、うなぎの小鉢と漬物。

これで1000円は安かった。



もし行かれる機会が有れば寄ってみては?


それでは本当に

でわでわ。