まずは「ガメラ3 イリス覚醒 4Kデジタルリマスター版」↓上映会。フロントだけでなく横のスピーカーから音声が聴こえる時もある低音がズンズンのど迫力のサウンドにやられました。パキっとした画質の映像を大画面で観るのはテンション上がりました。上映会終了後は、樋口真嗣特技監督と三池敏夫美術監督のトークショーがありました。

「ガメラ3 イリス覚醒」は当初は少女漫画チック(乙女チック)にする予定が、出来上がったら男の子が喜ぶ要素多めの作品になってしまったそうです。

「ガメラ3 イリス覚醒」製作までの流れ、、、、、〈「ガメラ 大怪獣空中決戦」、「ガメラ レギオン襲来」と2本作ったがヒットしなかったので1年半保留〉、、、〈樋口監督↓自身「もうガメラじゃない」という気持ちだった〉

〈1997年、大友克洋監督、りんたろう監督、押井守監督、樋口真嗣監督をメンバーとした「デジタルエンジン」という映像コンテンツプロジェクトが発足〉、、、、、、〈大友克洋監督は「スチームボーイ」、りんたろう監督は「メトロポリス」を作った〉、、、、、、〈押井守監督と樋口真嗣監督は「G、R、M、」(ガルム)↓という異世界ものを作る予定で企画を進めたが1999年に企画は凍結〉、、、、、、〈「G、R、M、」(ガルム)が駄目になったので「G、R、M、」(ガルム)に関わっていたスタッフに「ガメラ3」を作って仕事を回そうと思った〉

〈しかし、「ガメラ 大怪獣空中決戦」、「ガメラ2 レギオン襲来」のコアなスタッフは「鉄甲機ミカヅキ」↓のスタッフに引き抜かれていた〉→編集と照明の方は「ガメラ1、2、」の方とは変わったそうです、、、、、〈「鉄甲機ミカヅキ」は第1話(90分)の制作費が20億円という好条件の仕事だった〉

〈「ガメラ3」では、ゴジラ映画でもやっていない、ミニチュアを3回撮影した合成したカットがある(例:1番手前の車のミニチュア→真ん中素材→奥のビルのミニチュア)〉、、、、、、〈合成用の炎の映像素材を屋外で撮影した。古タイヤを燃やして黒い煙が出る炎の映像素材は効果的〉

〈渋谷の爆発で激しく吹っ飛ぶJK役のスタントをしているのは、坂本浩一監督の奥さんの梛野(なぎの)素子さん〉↓

7月25日(金曜日)、7月20日の上映会は満席で、映画の世界(自分だけの世界)に入り込めなかったので、「ガメラ3 イリス覚醒」をもう1度映画館↓で観ました。2日連続トークショーでメイキングのお話を聞いたのでより深く作品を理解して楽しむことができました。
1999年に「ガメラ3 イリス覚醒」を映画館で観た時は、〈トラウマガメラ〉↓がわからない状態で作品を観たので、今回映画館で初めてギザギザでカッコいい〈綾奈のトラウマ〉ガメラを意識して観ることができて幸せ〜って感じでした。(しかも2回観れました)

「ガメラ3 イリス覚醒」は1999年3月6日に公開されたのですが、同じ日に「ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」↓も公開されました。昭和では2本の怪獣映画が同じ日から公開されたことがあったかもしれませんが、平成だと「ガメラ3 イリス覚醒」と「ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」だけだと思います。

N市のイベントで金子修介監督と、樋口真嗣特技監督にサインしていただいた〈トラウマガメラヘッド〉↓思い出の品です。


2023年7月1日、私の住むN市で「ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」のマルチバースの脚本を書かれた長谷川圭一さん↓にお会いすることができました。

また、2023年9月9日、私の住むN市で「ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」のスキューラのスーツアクター外島孝一さん↓にお会いすることができました。

今回、「ガメラ3 イリス覚醒」の上映会の樋口真嗣特技監督と三池敏夫美術監督のトークショーに参加して、1999年3月6日に公開された2本の怪獣映画のスタッフ様に会う旅(←旅ってなあに?)は終われたような気がします。