普通のロックバンドは「レコードをリリースして、レコードの宣伝をするためにコンサートで全国をまわる」ものですが、裸のラリーズ⬇はスタジオで録音してレコードを作るなんてことはしないで、コンサートで曲を演奏して終わりです。(そしてコンサートの回数も少ない)コンサートに行った人しか曲を聴くことができなくて、裸のラリーズの音楽はそこで消えてしまうのですが、、、、、、1993年に2回行われたコンサートは、スタッフがバンドのメンバーには内緒でマルチトラックのデジタル録音をしていて、そのCDが2023年に発売されました。

「裸のラリーズ/バウス93」⬇1993年2月13日・吉祥寺バウスシアターでのライブCD。マルチトラック音源が存在する70分をCDに収録。音圧が凄いですぅ〜。

実際のコンサートは爆音だったらしいのですが、CD⬇では美しくて暴力的な音楽をクリアな音質で聴くことができます。(歌詞が聴きとれるのが嬉しい)

付属のバウシアターのライブDVD。⬇23分収録。去年まで私は裸のラリーズの音すら聴いたことがなかったのにライブ映像を観ることができるとは!!

画面の比率は16:9。ずっとストロボが点滅していて、しかもドイツの1970年代のロック番組「ビート・クラブ」のようなグニャグニャな映像でまあイメージ映像的な感じです。

「裸のラリーズ/チッタ93」CD版⬇これシュリンクされた状態なのですが、美しいデザインのパッケージを見せるために帯がついていません!!(売る気ゼロだよぉぉ)

バウスシアターの4日後の1993年2月17日の川崎クラブチッタのコンサートを約2時間収録。⬇

音はクリアでありながらラウドで迫力があります。バンドメンバーが、「この日、水谷さんがノッていた」と証言しているのでいいライブだったのでしょう。
