10月12日に再発された〈裸のラリーズ〉のCD (1967年~1977年の音源)3タイトル⬇を無事購入することができました。1991年に発売された時は、プレス枚数が少なくて超プレミア価格になっていたそうで、、、今回Amazonで取り扱ってなくてタワレコ・オンラインで注文したのですが、手に入れるまでは「大丈夫かなぁ」と心配でした。

発売日の1ヶ月くらい前くらいから〈裸のラリーズ〉⬇がどんなサウンドなのかを想像して楽しんでいました。マイルスさんの「アガルタ」とか「パンゲア」みたいかなぁとか、ホークウインドみたいかなぁ、、、みたいな。

「裸のラリーズ/67ー69 STUDIO et LIVE 」⬇スタジオ音源はニュー・ロック、シュールな歌詞のフォーク、実験的なインスト、、、と色々試していた感じで、ライブ音源はノイズっぽいドロドログチャグチャな20分のインストで、初期からこういうことをやっていたんだ、、、と思いました。このCDは、ドキュメンタリーということで。

「裸のラリーズ/77 LIVE 」⬇2枚組CD 。1曲10分~20分くらいの長さでアップ・テンポの曲はありません。初期の〈裸のラリーズ〉は〈うたもの〉もありましたが、1977年のこのライブ盤は、曲が〈表現したいサウンドの素材〉になっています。ギター、ベース、ドラムスが同じリフを繰り返し演奏して、その上に水谷孝さんのエコーをかけすぎて何だかわからない浮遊するヴォーカルが乗っかって、さらに水谷さんの弾くギターのフィードバック奏法による〈ホワホワホワ〉というノイズの大洪水がずっと続く(⬅これもエコーが超かかっています)グニャグニャの世界。CD を買ってからカー・ステレオで、このCDを5回大音量で聴きました。脳がボーっとして宇宙を漂ってる感じになります。

、、、10月15日(土曜日)、新潟県立近代美術館で開催されている〈ダリ版画展〉⬇に行きました。1枚につき30以上の色版を重ねたダンテ「神曲」の版画が、地獄篇・煉獄篇・天国篇合わせて100点くらい展示してありました。

私は、「デビルマン」が好きなのでダンテ「神曲」は、名前だけは知っていたのですが、ダリさんの版画⬇と、作品の横の説明文に書いてある物語とでダンテ「神曲」がどんな物語なのかを少しだけ知ることができました。(ほんの断片の断片ですけど)

ダリさんの素晴らしいイマジネーションの世界は感動的でした。。パッと見ただけじゃわからない仕掛けがあったりするので版画をじっくり鑑賞しました。。展覧会あるあるなのですが、説明文だけじっくり読みこむのに、展示されている作品を1、2秒チラっと見て次の作品に行く人、あれは何?

ダリ版画展を見た後は関連イベント「映画鑑賞会/白い恐怖」(アルフレッド・ヒッチコック監督/1945年作品)⬇に参加しました。ダリさんがデザインした夢のシーンを観て「なんか懐かしい、、、」と思ったのですが、映画が終わって帰りの車の中で「超人バロム1のドルゲの人体魔人だ」と気づいて、ダリさんのアート作品とドルゲ魔人がつながりました。
