ベタースタンス本澤卓実の
『コラム不定期便』
Vol.10 アナログとデジタル
僕が物心ついて初めて認識したポップミュージックは『ギンギラギンにさりげなく』でした。人生のルーツと言っても過言ではありません。ベストテン見ながらテレビの前で踊っていたらしいです。それを見た父親がレコードを買ってきて、ヘビロテで聴いてました。愛猫にマッチと名付けるくらい、ハマっちゃって。あのイントロ!ギターとシンセのユニゾンでしょうか。キラーフレーズですね!そこに絡むようなベースのオクターブ奏法!今聴いてもテンションあがります。「そいつが俺のやり方!」…言い切れるマッチ最高w
さて、レコードといえば『アナログ盤』などと言われます。80年代に入り、音楽業界にもデジタル化の波が押し寄せ、山下達郎さんは苛立っていたようです。サザン桑田さんや浜田省吾さんはCDと同時に必ずアナログ盤もリリースされます。ほんとはね、ファンである以上、レコードで聴いてみたいんですけど、CDしか聴けてないのが現実です…。
ところで、アナログとデジタルの違いは、データを連続的に扱うか、段階的に扱うかにあるようで、アナログは0と1の間の0.555...まで表現できるのに対し、デジタルは0と1のみ。いわゆる二進法ってやつですね。アナログのほうが音に奥行きと柔らかさがあるなんていいますよね。針を落とした時のチリチリッ…てやつも好きw風情あります。
まぁなんと言いますか、どんなにテクノロジーが進化しても、人間はアナログだと思うのです。0と1だけでは表現できない微妙な部分てあるじゃないですか。言葉では伝えきれないからこそ、表情に託したりするんですよね。逆に表情では表現しきれないところを、言葉で伝えたり。涙の意味や感情の揺れ動き、心の機微を感じ取れるセンサーを大切にしたいなと常々思いながら生きております。
今日はこんなところで😉
2020.10.6