「Shine」は全8話ですが
各話に1曲ずつOSTがついています
つまりオープニングの歌なしの1曲(Shine)と、epごとの8曲、プラス挿入歌が2曲(Apollo、LoveShine)の合計11曲(だと思う)。
もうちょっとあるかもしれないですが。
それにしても
なんて豪華なっ!
逆に、これだけ手をかけても回収できる勝算があるってことですかね、BOCさん。
ep1は「For side of the moon」
ep2は「Am I in Love」
という曲がついています。
この2曲は「Slot Machine」というグループの曲です。
「Slot machine」 と聞いただけでピンときたアナタ、
そんなあなたは「キンポル認定1級」です。
FREE FALL
忘れることのできない「KinnPorsche」のOSTを歌ってくれたグループですよね。
たまらなかったですよねぇ。
スピード感溢れてて、純で豪快で、これぞキンポルの愛!でございます。
へちまは音痴なので歌えないのが残念ですが、あのサビの部分
If the world is falling apart
It'll never take what in our heart
(あーーー歌いたい!)
もし世界が崩壊しても俺たちを止められない~って
今よりちょっと若いふたりを思い出すだけで胸アツッ
さて「キンポル」を懐かしがってばかりはいられません。
気持ちを「Shine」に戻して
さっそく一曲目から聴いていきましょう!
「Far side of the Moon」は「Shine」の心臓ともいう曲
「ようこそ月の裏側へ」
は、まさにこのドラマの核心をついたセリフです。
そのセリフがまんま歌になっとんねんでー
曲の出だしはNeverの綺麗なリフレイン。
あ、楽曲ははじめから英語です。
Never question in then、you'll never know
疑わなければ、知ることはできない
立ち上がらなければ成長はない
リスクを冒さなければ・・
と続きます。
自由に生きているタンワが堅物のトリンを誘うような感じですね。
そしてサビは
月の裏側
そこは夢を見る勇気のある者だけが辿り着ける場所
月の裏側
そこは君のための歌を歌う人がいる場合
って、えーーEP1でタンワ、月の歌を作ってましたよね。
こんな繊細な伏線まで回収してくれたらへちま泣く。
最後は
Take a chance on Love
って。
トリン頑張って!
月の裏側に辿り着いてね
では次の曲にいってみましょう
「Am I in Love」はクレイラートの曲
この曲はもちろんトリンとタンワの心情にも重なりますが
クレイラートとナランを襲った稲妻のような愛にこそぴったりです。
ドラマを見ている私たちには、ふたりの愛は唐突で意味不明に映ります。
その突飛さは、これから話数が進むにつれて理解できるのでしょうが
「Am I in Love」を聴くことで少しだけ納得できます。
I think I am in love
繰り返し歌われるのはこのフレーズです。
甘いフレーズなのですが
I think~
Am I ~
という言葉が挟まることで不安を誘います。
君に触れただけで世界は消え去る
私に何が起こっているのかわからない
君の声を聞くとすべての疑問が消え去る
と、どこに向かうのかさえわからないふたりの感情の揺れが苦しいです。
最後の歌詞は
I can't stay away from you
君から離れることができない
クレイラート、それいうなら指輪はずさなあかんでー。
この指輪はあれやな、呪いの指輪。
Shineが描く2組のカップル

へちまは常々、ドラマに「サブカップルはいらん」
と思っているのですが
今回はどうしてなかなか、です。
実はドラマ見始めたときから「二元論」ってイメージが付き纏ってるんです。
明るく可愛いいタンワ・トリン組に対して
破滅に向かう予感しかしないクレイラート・ナラン組。
トリンの欧米風のものの考え方と
タイの学生たちのタイ風な歴史の捉え方
軍事政権と
共産主義(民主化といより共産主義だと思う)
そしてもちろん
月の表と
月の裏
BOCさん、もうこんな別格なドラマを作ってくれて感謝しかありません。
最後まで大切に見ます。