「Shine」
BeOnCloud が
2025年の夏に世に問うたドラマ
不朽の名作「KinnPorsche」の主演Mile &Apoを再び起用してのドラマ。
文字通り超大作でした。
ですから当然、見る方にも気力・体力いりました。
なんとかっこいいビジュ!これだけでシビれる
しかもへちまは日本語字幕が付くのが待ちきれず
がんばって英語字幕で完走しました。
大変な苦労でした![]()
けれど意外なほど早くU-NEXTに降臨。
いや、ありがたいのだが、わたしの苦労を返してくれ。
日本にやってくるのが早かった理由のひとつに
ドラマにもともと英訳が付いていたのあげられると思います。
この先、ドラマがグローバルに展開していくためのひとつの未来を見た気がしました。
さてへちまはすでに「Shine」について長々と書いていますがそれでもまだぜんぜん足りていない。
なぜなら彼についてもまだまだ語りたいから。
わたしにとって「Shine」は
「クライレート物語」なんです
「Shine」は政治的なことや歴史的なことなど、いろいろ詰め込まれているのですが
今回はそれらはいったん置いといて(ってもう存分に語ってるし)クライレート特化で書いてみます。
彼はとにかく完璧なイケメンで
ボディもとにかくエロかったけど
それを抜きにしても
キャラクターが魅力的すぎた。
デヴィとクライレートの馴れ初めは?
クライレートは主役のApoさん演じる経済学者トリンの叔父です(叔父にしては若いです)。
彼は冷徹な高級官僚としてドラマに登場します。
既婚者で上司の娘デヴィと結婚していますが、夫婦間は冷めている模様。
でも彼らにも出会いの頃の甘酸っぱい思い出があったはず(ありませんでした)。
もしかしたらラブラブな時期もあったのかも(ありませんでした)。
ふたりの馴れ初めはどんなだったのでしょう。
ドラマでは語られていないので想像してみるしかありません。
やってみましょう。
トリンはクレイラートに
「学生時代に制服で迎えに来てくれたおじさんがカッコくて」ってて言ってましたよね。
またクライレートはデヴィに「君はトリンを傷つけたりしない」と言っているシーンもありました。
さらにトリンはデヴィに対して遠慮がないというか、クライレートよりも近い感じがします。
クライレートを交えて3人が家にいる時より、トリンとデヴィのふたりのときのほうがリラックスしてる感じです。
これらのことからへちまは
デヴィはトリンの高校か大学の先輩で、ふたりは学生時代のノリで触れ合える仲だったのではないか
と類推しました。
そしてデヴィはトリンを迎えに来ていた制服姿のクライレートに欲情頬ほんのり染めていたのではないでしょうか。
彼女の抜群の家柄は士官学校に通っていたクライレートには魅力的なはずたし、美しくもあり、豊かな知性を備えた自分は、必ずやこの男に選ばれると信じていたはずです。
しかしご存じの通り結果は惨敗でした。
デヴィは「選ばれ」ませんでした。
デヴィという女性
けれどデヴィは諦めませんでした。
プランAがダメならプランBです。
インタビューで知ったのですが、デヴィん家は父子家庭だそうです。
母親は早くに亡くなったそうです。
軍人一家に女として生まれた日から
最良のものは兄たちに掬われ
庇ってくれる母もなく
しかし全てを諦めるには聡明すぎました。
プランBを生きる
デヴィはクライレートの身辺調査を始めます。
兄は権力者だし、たぶん彼女のシンパも多数いたはずです。
そして早々にデヴィはクライレートが筋金入りのゲイだということを知ります。
心ときめかせた輝くような男には、大きな秘密がありました。
彼女は残酷な計画を練り勝負に出ます。
デヴィの「プランBを生きる」という姿勢は多くの人を逃げようのない袋小路に追い込んでいきます。
それはドラマが進むにつれて残酷な形で明らかになります。
最終話でデヴィはモイラからはっきりと警告されますが、聞く耳を持たず、新たな悲劇を生むことになります。
それはもう彼女に染みついた癖のようなものだったように思います。
ライバルを排除し
父親を説得して愛する男を掴み取ります。
最終話で明かされるデヴィの正体は、彼女の残忍さとともにクライレートのデヴィへの無関心をあらわにします。
父親にとって娘など道具のひとつに過ぎなかったのでしょう。
娘の夫が「男の娘(ソドミィって言ってましたね)」でもお構いなしです。
とりあえずデヴィはクライレートの外側を手に入れます。
家を美しく整え、美味しい食事を用意します。
デヴィはクライレートの好み?
へちまはデヴィは案外クレイラートの好みだったのではと思っています。
クライレートは強い人間が好き
パワハラ上司に従い続けたのも、諦観もあったのでしょうが
彼は隷属癖とでもいうか強いものに従って生きる無感覚状態を愛していたように思います。
クライレート役の俳優さんのうつろな表情がすごくイケていました!
日常生活において彼のベースは「無感覚」です。
恋人の死を知ったときですら彼の美しい顔には何の表情もありませんでした。
たぶん一日のうちの二時間しか生きてないタイプ。
本当に文句なしのイケメンでないと成立しない役ですよね。
そんな彼が惹かれるのは強い意志がある男です。
最初の恋人も国民的なスターという地位を捨ててでもクライレートと添い遂げたいと彼にハッキリ伝えています。
のちに出会うナランの燃えるような激しさは、まさにクライレートの心臓をぶち抜く魅力に溢れていたはずです。
暗号を読み解いてキタカーン図書館に現れたナランは、彼のペンネーム「サラサワディ」そのままに彼の前に出現したのです。
デヴィも男だったらなぁ。
中身は男なんだけどなぁ。
サラサワディとは?
クレイラートはナランのペンネーム「サラサワディ」について「面倒くさい名前付けやがって」って揶揄ってましたが、「ナラン」と呼んでから「サラ、サワ、ディ」と呼び直すときの声からも、クライレートがこの名前に感じていた愛着がわかります。
サラサワディはヒンズー教の絶対神「ブラフマー」の妻の名。
(タイ語で確認してないので確かではないけどこれで合ってるかな?)
知識、言語、音楽の創造神とされています。
ですからふたりの交換日記であるメロディコラムを読んでいる読者は、内容が白熱してくるにつれ、これが男女の恋愛痴話だと確信してキャーキャーしてたんですよね。
「サラサワディちゃんがお返事を書いたわ♡」
メロディコラム:愛がはじまり、その終焉を見届けた場所
ナランが勤める新聞社は硬派な感じで政治や経済を主に扱っていようですね。
日経みたいな感じかな?
いっぽうメロディコラムが連載されていた新聞はタブロイド紙みたいなのでしょうか?
もう少し砕けた匂いが漂います。
「Shine」の広告も出ています
ご存じように「Shine」は1話に一曲、合計8つの曲が付いています。
そしてその曲に従ってに沿ってストーリーが展開されますが
ナランとクライレートはその歌の解釈をめぐってコラム上で愛について議論を戦わせています。
語るうちに彼らは白熱し、お互いへの理解を深めていきます。
それは次第に明確な愛へと育っていきます。
言葉で交わることは、ふたりにとって身体を合わせることと同様にお互いを知り愛することなのです。
キタカーン図書館ではじめて顔を合わせたふたりが(もちろんルックスも好みだったのでしょうが)間髪を入れず身体を重ねたのは、
いきなり、とか
場当たり、とか
勢い、ではなかったのです。
メロディコラムは一度の中断を経て最終話のナランのコラムで壮麗な最後を迎えます。
デヴィは早くからこのコラムが夫の手によるものだと気づいていました。
彼女がナラン・ピチャヤトンというジャーナリストに辿り着くのは容易いことだったはずです。
(その2につづく)












