逢いたい by 貴裕 「この小説はフィクションです」 序章 いつの頃からだろう、里美が居なくても過ごせるようになったのは、里美が俺をおいて先に逝ってしまった事が随分と昔に感じる。 でも里美の事は一日たりとも忘れた事は無い。 握ったら折れそうな細い手、透きとおるような白い肌、いつもニコニコしていて俺の全てを包み込んでくれた笑顔、忘れない、忘れない・・・ 出来る事ならもう一度里美に逢いたい。 もし願いが叶うのならば里美に逢いたい。 夢の中でも良いから里美に逢いたい。 逢いたい、逢いたい・・・俺は今でも里美の事を愛しています。 つづく