キャリパーOH
しっかり沈み込ましておきます。
パッドスプリングを外します。
クリップを抜きます。
パッドピンを引き抜くと、
ブレーキパッドが外せます。
コロンっと出てきます。
(事前にピストンを広げておかないと
簡単には出てきません)
ブリードバルブを外します。
これは、エアーコンプレッサーが無い場合の方法ですが、
左右どちらからでも良いので、プラハンマーか、
ゴムハンマーなどで、キャリパーを叩きます。
数回叩くと、反対側のピストンが出てきます。
反対側も同じように叩いて、
全てのピストンを抜き出します。
これから、キャリパーを二つに割る作業ですが、
4本のボルトを緩める作業は、事前にフロント
フォークに固定されている時に緩める方法も
良いですが、しっかり床面に固定し、レンチを差し
込んだ状態で少しだけハンマーでショックを与えると、
比較的簡単にボルトが緩みます。
割る事ができました。
キャリパーの合わせ目に、2個の Oリング が有るので
無くさない様に要注意です。
ダストシールは、簡単に手で取れます。
ダストシールの奥の、フルードシールは、
先の細い物を差し込んで、引き出さないと
簡単に外れません。
私は、マイナス精密ドライバーを使いました。
これで、完全にバラせました。
台所用洗剤に昨夜から浸け込んでおきましたが、
さほど効果は無かったようです。
パーツクリーナーなど駆使してひたすら
ブラシで汚れを落とします。
中でも、一番肝心な部品は、ピストンです。
これの汚れ落としには、真鍮のブラシが活躍しました。
ほれ、この通り!
ここでのポイントは、真鍮ブラシが、
ピストンの金属素材より柔らかく、汚れより硬い材質だから、
ピストンを傷付ける事無く、こびりついた汚れを落とす事が
時間はかかりましたが、全部きれいになりました。
次は、バラした手順の逆で組み立てて行けば良いです。
組み立ての際の注意点として、
フルードシールには方向が有りますので注意です。
微妙に外周部分に傾斜が有るのが分りますか?
広がった方を上にしてキャリパー内に組み込みます。
あと、ピストンを挿入する際には、フルードをシール類と
ピストンの外周に指で塗りつけて挿入しましょう。
そして、いきなりですが、組み付け状態の写真です。
また、チョットずつですが、今日はここまで。。。
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