「ありえない人たち」~寿司屋編~
数年前、愛知県名古屋近郊の街で仕事の打ち合わせが入りクライアント先の事務所で仕事を終え、お腹もすいていたので近所を散策、昔ちょっとした商店街だったみたいな通りを歩く(3軒中2軒は廃業している元商店街)。
するとのれんがかかりライトがついているお寿司屋さんを発見。
まあ寿司なら無難だと思いのれんをくぐる。
店に入ると誰もいない。
少し待っても誰もこない。
「すいませーん。」僕が叫ぶ。
すると階段をかけ降りる音がする(店の奥と2階が住居らしい造りの建物)。
そして現れたのはむちゃ普段着でエプロン姿の田舎のおばちゃん。
「ああ いらっしゃい」
僕がすかさず返す。
「まだ大丈夫ですか?」
おばちゃんは言う。
「大丈夫よ。」
「とりあえず生を1つ」
「ごめん生ないの。瓶ビールでいい?」
「いいですよ。」
そしてビールが出てきて一口飲み、カウンター式のガラスケースに目をやる。
するとなんと何も入っていない。
カウンター後ろの水槽を見る。
またまた何も入っていない。
嫌な予感がしたその時おばちゃんが言ったことで凍りついた。
「お兄ちゃん何が好き?ちょっと近くで買ってきたるでまっといて。
最近仕入れしとらんで何にもないわ。」
何かをさがしている。
そして裏へ入っていき戻ってきたおばちゃんの手にはいかの塩辛瓶ごと。
「これ塩辛食べれるか?皿おいとくで好きに食べな」と言って消えた。
もうここまでくると意味がわからず呆然。
どうしていいかわからずとりあえず待っている。
しかしこの塩辛、確実におばちゃんのプライベート品(笑)に違いない。
箸をつけずチビチビビールだけを飲んでいる。
まつこと20分以上。
やっとおばちゃん登場!
手には見るからに近所のスーパー袋を堂々とぶらさげている。
そして何やら料理をし始める。
そして出てきてのがほっけの干物焼き。
シシャモ。
いかソーメン。
居酒屋かい!とつっこみたくなるラインナップに言葉を失う。
僕も完全麻痺してしまったのか出された物を黙って食べている。かろうじていかソーメンは寿司っぽいが確実にスーパーで盛り付けて売っているものだ。なぜなら偽物のプラスチックの黄色い菊がなによりの物的証拠だ。
僕が食べている間、商店街が駄目になった愚痴と回転寿司の話を一方的に話している。
もうどうでも良くなってきた。
つ
するとのれんがかかりライトがついているお寿司屋さんを発見。
まあ寿司なら無難だと思いのれんをくぐる。
店に入ると誰もいない。
少し待っても誰もこない。
「すいませーん。」僕が叫ぶ。
すると階段をかけ降りる音がする(店の奥と2階が住居らしい造りの建物)。
そして現れたのはむちゃ普段着でエプロン姿の田舎のおばちゃん。
「ああ いらっしゃい」
僕がすかさず返す。
「まだ大丈夫ですか?」
おばちゃんは言う。
「大丈夫よ。」
「とりあえず生を1つ」
「ごめん生ないの。瓶ビールでいい?」
「いいですよ。」
そしてビールが出てきて一口飲み、カウンター式のガラスケースに目をやる。
するとなんと何も入っていない。
カウンター後ろの水槽を見る。
またまた何も入っていない。
嫌な予感がしたその時おばちゃんが言ったことで凍りついた。
「お兄ちゃん何が好き?ちょっと近くで買ってきたるでまっといて。
最近仕入れしとらんで何にもないわ。」
何かをさがしている。
そして裏へ入っていき戻ってきたおばちゃんの手にはいかの塩辛瓶ごと。
「これ塩辛食べれるか?皿おいとくで好きに食べな」と言って消えた。
もうここまでくると意味がわからず呆然。
どうしていいかわからずとりあえず待っている。
しかしこの塩辛、確実におばちゃんのプライベート品(笑)に違いない。
箸をつけずチビチビビールだけを飲んでいる。
まつこと20分以上。
やっとおばちゃん登場!
手には見るからに近所のスーパー袋を堂々とぶらさげている。
そして何やら料理をし始める。
そして出てきてのがほっけの干物焼き。
シシャモ。
いかソーメン。
居酒屋かい!とつっこみたくなるラインナップに言葉を失う。
僕も完全麻痺してしまったのか出された物を黙って食べている。かろうじていかソーメンは寿司っぽいが確実にスーパーで盛り付けて売っているものだ。なぜなら偽物のプラスチックの黄色い菊がなによりの物的証拠だ。
僕が食べている間、商店街が駄目になった愚痴と回転寿司の話を一方的に話している。
もうどうでも良くなってきた。
つ