絶対に笑ってはいけない「六甲おろし」〔トーマス・オマリー〕

絶対に笑ってはいけない「六甲おろし」

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牛乳とヘッドホンの準備を

　この記事を読む前に、準備していただきたい物があります。

　長い間口にふくむ事の出来る飲料、管理人は牛乳が最適だと思います（熱いコーヒー・紅茶等はNG）。

　それとヘッドホン、パソコンのスピーカーはできるだけ使わないように。

　それでは準備に取り掛かって下さい。

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　準備は整ったでしょうか。牛乳とヘッドホンの出番は後半にて。

　それでは本題です。

　１月４日付「kazukunの神出鬼没　２」では、辰年にちなみ板東英二さんの「燃えよドラゴンズ！」を紹介。

　　　http://ameblo.jp/bsrsbsrs/entry-11122075741.html

　この記事に対して、eiichiさんから寄せられたコメントがこちら。

　　おはようございます。
　　あ～～、やっちゃいましたね（笑）
　　音楽の趣味以外のところで対立が・・・。
　　次回は「六甲おろし」をリクエストします(^_-)-☆

　早速リクエストにお応えして、今回紹介する曲は「六甲おろし」です。

　とその前に。

　１９９５年は昨年同様、未曾有の天災「阪神・淡路大震災」に見舞われました。

　オリックス・ブルーウェーブは「がんばろうKOBE」を合言葉にペナントレースを制し、日本シリーズでヤクルト・スワローズと対決。

　ところで第４戦の「小林宏ートーマス・オマリーの１４球」という名勝負、覚えていらっしゃいますか？

概要
　日本シリーズにおいては江夏豊による江夏の21球が有名だが、この勝負は1打席での勝負が後々に語り継がれるほどの緊迫感を持っていたことや、この年小説「江夏の21球」の著者である山際淳司が死去し、この作品に再び注目があたっていたことから、近年の野球ファンに強くインパクトを与えたものである。
　また、この場面はフジテレビの中継で瞬間視聴率55.9％を記録している。
背景
　1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により壊滅的なダメージを負った神戸にフランチャイズを置くオリックスは、1995年限定でユニフォームの袖の「KOBE」の上に「がんばろう」のワッペンを貼り、神戸復興のシンボルとしてパリーグを制した。
　しかし日本シリーズでは2年前に日本一を経験しているヤクルトが相手。神戸で開幕したシリーズもペナントレースで守護神として活躍した平井正史が立て続けに救援失敗するなど、たちまち3連敗。第4戦も1－0とヤクルトがリードしていたが、オリックスは9回表に先頭の小川博文が完封目前の川崎憲次郎から同点ホームランを叩き込み、延長戦にもつれ込んだ。
　オリックスベンチは延長10回から5番手投手として小林を投入。しかし11回裏、一死から2番荒井幸雄が四球で出塁（代走橋上秀樹）、さらに3番土橋勝征が左前安打で続き一死一二塁で安打でサヨナラも見えてくる場面。ここで打席には、後にシーズン・シリーズ両MVPを獲得することになる、絶好調の4番オマリーを迎える大ピンチ。このときブルペンでは前日先発したばかりの星野伸之が準備をしていたが、仰木彬監督は小林を続投させた。
　ちなみに、小林は前日の第3戦にも星野降板後の2番手投手としてシリーズ初登板したが、7番打者ヘンスリー・ミューレンへの初球を安打されて降板していた。
内容
　小林はオマリーに対して2球を続けてストライクを取って2ストライクに追い込むが、3球目は外れてボール球となる。その後、10球の投球は8球のファウルと2球のボール球となり、8球のファウルの内2球がサヨナラホームランかと思うような大飛球のファウルであったことで、徐々に1球ごとの緊迫感が増していった。22時以降のため鳴り物応援が禁止されており、1球投げるごとに観客のどよめきが球場に響きわたっていた。
　ストライクカウントが2-3になった小林の14球目はオマリーの空振りでストライクとなり、小林はオマリーから三振を奪った。
　小林が1球目を投じてからオマリーが三振に倒れるまで、実に約12分20秒も要した勝負であった（ウィキペディアより引用）。

　その名勝負をじっくりと御覧下さい。

　「1995 日本シリーズ第4戦小林・オマリーの14球 1/2」　関根潤三　大矢明彦

　
　「1995 日本シリーズ第4戦小林・オマリーの14球 2/2」　関根潤三　大矢明彦

　この緊迫感、たまりませんね。球史に残る名勝負を演じた二人に拍手です。

　この年トーマス・オマリー選手は、MVPを総なめ。

　ヤクルト・スワローズ日本一の立役者となりました。

　画像にもあるように、当時の阪神は成績が低迷。「ダメ虎」と呼ばれていました。

　オマリー選手は阪神を解雇されたのが、よほど悔しかったのでしょう。

　９５年のMVPは、それを大いなるバネにした結果です。

　お待ち遠様でした。冒頭で準備した牛乳とヘッドホンの出番です。ヘッドホンはパソコンと接続を済ませ耳に装着して下さい。

　オマリー選手は阪神在籍時代、こんなCDをリリースしています。

「ｵﾏﾘｰのﾀﾞｲﾅﾐｯｸ･ｲﾝｸﾞﾘｯｼｭ」

～オマリーの六甲おろし～

　この「六甲おろし」は、後世にぜひとも残しておきたい１曲。

　用意した牛乳を口にふくみ、再生をクリックしたら直ちにパソコンの前から離れて下さい。

　それでは「オマリーの六甲おろし」を、聴いていただきましょう。

　「オマリーの六甲おろし」　トーマス・オマリー

　「○○○○←（貴方の名前が入ります）　 OUT～～」

　口にふくんだ牛乳がそのままなら、たいしたものです。　どうです、笑いをこらえられましたか？　パソコンは無事でしたか？

　２番は母国語の英語ですが、関係なく音程外しまくってます。管理人も音痴ですが、ここまで酷くは……。

　初笑い第２弾、これにて終了です（阪神ファンの方、怒らないで下さいねm(u_u)m）。

追記

　２０１２年１月５日（木曜日）、にほんブログ村懐メロ洋楽の注目記事第１位に選ばれました。前回の「怪獣漫才」も第５位にランクイン。