「ウルトラQ」屈指のホラー作品
[ウルトラQ] ブログ村キーワード
今回紹介するエピソードは、「ウルトラQ」で最も怖いとされる「悪魔ッ子」です。
まずは本編をどうぞ。
あらすじ
東洋魔術団の少女リリーは箱を抜け出して空中をさまよい歩く不思議な芸を披露していた。あるとき、過労で倒れたリリーを心配して楽屋を訪れた万城目たちは、ともに芸をする父親が催眠術でリリーを寝かしつけているのを目撃する。一の谷博士の話では、リリーは特異な体質で催眠術のかけすぎで精神と肉体の分裂現象が始まっていると警告する。
管理人はフィギュアに関しては全く無関心なので。ですがこの作品には怪獣が登場しないので、やむなくその手の写真で御勘弁。よく見ると、とても精巧に作られているじゃないですか。 少女の顔なんて映像のまんまです。
もし自分の身に起きたら、と思うとゾ~ッとしますね。寝ている間に幽体離脱した分身が、交通事故はおろか飛行機まで墜落させてしまいます。しかも翌朝には身体に血が付着しており、立っているのも困難なほど疲労が蓄積。挙句その分身が蒸気機関車で本体を轢き殺そうと、夜中に連れ出すのですから。
「ウルトラQ」は当初「アンバランス」のタイトルで制作を開始、怪獣路線に変更する前はアメリカの怪奇テレビ番組「ミステリーゾーン(原題:「Twilight Zone」)」がお手本でした。
「ミステリーゾーン オープニング」
本家の「ミステリーゾーン」にも、飛行機が舞台のエピソード「2万フィートの戦慄」が。
映画化もされているので、ご記憶の方も多いでしょう。
「ミステリーゾーン 2万フィートの戦慄」
主人公は「スター・トレック」のカーク艦長役、ウィリアム・シャトナーでした。
「悪魔ッ子」は「ミステリーゾーン」と肩を並べる出来だと思います。
エンディングは2種類あり、御覧いただいたのはこちらのナレーション。「ウルトラQ」は、石坂浩二さんのナレーションもたまりませんね。
【東映ビデオ版、バンダイビジュアル版】
「一体、子供が犯罪を犯すものでしょうか?
それも天使のように純真な子供が。
しかし、子供がその環境によって、脳組織のバランスを破壊された時、完全な犯罪者となりうるのです。
では、また来週まで。」
そしてもう一つがこちら。
【パナソニックデジタルネットワークサーブ版】
「リリーは、悪魔ッ子ではなかったのです。
もし、悪魔がいたとすれば、それはリリーの中にではなくて、それを取り巻く世界が歪んでいたからなのです。
ご覧なさい。
リリーは、すっかり明るさを取り戻し、舞台に無邪気な笑いを振りまいています。」
来年発売のBOX2には、どちらのエンディングが収められるのでしょう。ブルーレイなら、両方という事も考えられます。
「悪魔ッ子」の怖い要素の一つが、白いリリーが発する不気味な「笑い声」。
この声は1963年公開の東宝映画、「マタンゴ」の流用です(バルタン星人・ケムール人も。リリーは高い方の声)。
マタンゴ完全体変形前に扮したのは、「仮面ライダー」の死神博士役・天本英世さん。
「マタンゴ 予告篇」
↑マタンゴの声は、2分を過ぎたあたり。
田中友幸・本多猪四郎・円谷英二のゴールデン・トリオによって制作された、異色の特撮ホラー作品。万城目淳役の佐原健二さんも出演しています。こちらも恐怖という点では、「悪魔ッ子」以上。この映画を観たら、しばらくキノコが食べられなくなるかも。
管理人お気に入りのアニメ「ケロロ軍曹」。「マタンゴ」のパロディ、第236話「タママ タママタンゴであります」も併せて。
第236話 2008年11月1日
「ケロロ ガム噛む? であります」
軍曹ルームで開かれている緊急会議。その会議の最中、熱弁を振るうケロロ。一方でガムを噛みながらそれを聞いているクルルがいる。それにいら立つ ギロロ。そんな雰囲気を察してクルルにケロロが注意を促すが、開き直るクルル。そんなことで、ガムによる侵略を思いつくケロロだった。
「タママ タママタンゴ であります」
ケロロ小隊はキノコ狩りにやってくる。そこでお菓子のような香りのキノコを見つけるタママ。ろくに確かめもせず、ほお張るタママ。一方、ケロロは 大漁のキノコを喜ぶが、モアの提案で毒キノコのチェックを行う。結果、食べるとキノコ人間になってしまう"ママタンゴ"を見つける。
「ケロロ軍曹」 第236話 「タママ タママタンゴであります」(URLをクリック)
http://www.56.com/u95/v_MzkzNTQ4Mjg.html
しし汁しし鍋しし丼ししシチュー。
以上しし食試食審査員
新案しし食 七種中の四種
上記はエピソード内で登場する「早口言葉」ですが、これが噛まずにスラスラ言えたら声優になれるかも。
能登麻美子さん&小桜エツ子さんの奮闘ぶりはこちらで(ループになっているので、最初だけ御覧に)。
「タママ、滑舌であります!」
さて当ブログでは毎度お馴染みのロケ地探訪ですが、線路のシーンが撮影されたのはなんと東京都内!! 八高線・箱根ヶ崎駅近辺なのだそうです。高崎と八王子を結ぶ八高線が非電化区間なのは知っていましたが、気動車が走っていたとばかり。
このDVDソフトに使われている写真が、私がイメージしていた八高線の車両。SLが廃止されたのは1970年だそうです。
40年前も現在も、一部の鉄道マニアの傍若無人ぶりときたら…ヽ(`Д´)ノ…。線路内での撮影なんて、どうかしてます。
大きな地図で見る
今回もこのサイトを参考にさせていただきました。ロケ地の詳細はこちらで。
栗原ガード(近辺)
http://members.jcom.home.ne.jp/qqq7/aku.htm
「悪魔ッ子」1話だけで、こんなに記事が膨らんでしまいました。それだけ魅力あるエピソードなのでしょう。それでは次回をお楽しみに。
↓「悪魔ッ子」に限っては、総天然色よりモノクロの方が怖そう。でも総天然色が発売されたら、ガラッと評価が変わるかもしれませんが。バナーのクリック、宜しくお願いします。
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今回紹介するエピソードは、「ウルトラQ」で最も怖いとされる「悪魔ッ子」です。
まずは本編をどうぞ。
あらすじ
東洋魔術団の少女リリーは箱を抜け出して空中をさまよい歩く不思議な芸を披露していた。あるとき、過労で倒れたリリーを心配して楽屋を訪れた万城目たちは、ともに芸をする父親が催眠術でリリーを寝かしつけているのを目撃する。一の谷博士の話では、リリーは特異な体質で催眠術のかけすぎで精神と肉体の分裂現象が始まっていると警告する。
管理人はフィギュアに関しては全く無関心なので。ですがこの作品には怪獣が登場しないので、やむなくその手の写真で御勘弁。よく見ると、とても精巧に作られているじゃないですか。 少女の顔なんて映像のまんまです。
もし自分の身に起きたら、と思うとゾ~ッとしますね。寝ている間に幽体離脱した分身が、交通事故はおろか飛行機まで墜落させてしまいます。しかも翌朝には身体に血が付着しており、立っているのも困難なほど疲労が蓄積。挙句その分身が蒸気機関車で本体を轢き殺そうと、夜中に連れ出すのですから。
「ウルトラQ」は当初「アンバランス」のタイトルで制作を開始、怪獣路線に変更する前はアメリカの怪奇テレビ番組「ミステリーゾーン(原題:「Twilight Zone」)」がお手本でした。
「ミステリーゾーン オープニング」
本家の「ミステリーゾーン」にも、飛行機が舞台のエピソード「2万フィートの戦慄」が。
映画化もされているので、ご記憶の方も多いでしょう。
「トワイライトゾーン/超次元の体験」
TV版「ミステリーゾーン 2万フィートの戦慄」
「ミステリーゾーン 2万フィートの戦慄」
主人公は「スター・トレック」のカーク艦長役、ウィリアム・シャトナーでした。
「悪魔ッ子」は「ミステリーゾーン」と肩を並べる出来だと思います。
エンディングは2種類あり、御覧いただいたのはこちらのナレーション。「ウルトラQ」は、石坂浩二さんのナレーションもたまりませんね。
【東映ビデオ版、バンダイビジュアル版】
「一体、子供が犯罪を犯すものでしょうか?
それも天使のように純真な子供が。
しかし、子供がその環境によって、脳組織のバランスを破壊された時、完全な犯罪者となりうるのです。
では、また来週まで。」
そしてもう一つがこちら。
【パナソニックデジタルネットワークサーブ版】
「リリーは、悪魔ッ子ではなかったのです。
もし、悪魔がいたとすれば、それはリリーの中にではなくて、それを取り巻く世界が歪んでいたからなのです。
ご覧なさい。
リリーは、すっかり明るさを取り戻し、舞台に無邪気な笑いを振りまいています。」
来年発売のBOX2には、どちらのエンディングが収められるのでしょう。ブルーレイなら、両方という事も考えられます。
「悪魔ッ子」の怖い要素の一つが、白いリリーが発する不気味な「笑い声」。
この声は1963年公開の東宝映画、「マタンゴ」の流用です(バルタン星人・ケムール人も。リリーは高い方の声)。
「マタンゴ」
マタンゴ完全体変形前に扮したのは、「仮面ライダー」の死神博士役・天本英世さん。
死神博士(天本英世)
「マタンゴ 予告篇」
↑マタンゴの声は、2分を過ぎたあたり。
田中友幸・本多猪四郎・円谷英二のゴールデン・トリオによって制作された、異色の特撮ホラー作品。万城目淳役の佐原健二さんも出演しています。こちらも恐怖という点では、「悪魔ッ子」以上。この映画を観たら、しばらくキノコが食べられなくなるかも。
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第236話 2008年11月1日
「ケロロ ガム噛む? であります」
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「タママ タママタンゴ であります」
ケロロ小隊はキノコ狩りにやってくる。そこでお菓子のような香りのキノコを見つけるタママ。ろくに確かめもせず、ほお張るタママ。一方、ケロロは 大漁のキノコを喜ぶが、モアの提案で毒キノコのチェックを行う。結果、食べるとキノコ人間になってしまう"ママタンゴ"を見つける。
「ケロロ軍曹」 第236話 「タママ タママタンゴであります」(URLをクリック)
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しし汁しし鍋しし丼ししシチュー。
以上しし食試食審査員
新案しし食 七種中の四種
上記はエピソード内で登場する「早口言葉」ですが、これが噛まずにスラスラ言えたら声優になれるかも。
能登麻美子さん&小桜エツ子さんの奮闘ぶりはこちらで(ループになっているので、最初だけ御覧に)。
「タママ、滑舌であります!」
さて当ブログでは毎度お馴染みのロケ地探訪ですが、線路のシーンが撮影されたのはなんと東京都内!! 八高線・箱根ヶ崎駅近辺なのだそうです。高崎と八王子を結ぶ八高線が非電化区間なのは知っていましたが、気動車が走っていたとばかり。
このDVDソフトに使われている写真が、私がイメージしていた八高線の車両。SLが廃止されたのは1970年だそうです。
40年前も現在も、一部の鉄道マニアの傍若無人ぶりときたら…ヽ(`Д´)ノ…。線路内での撮影なんて、どうかしてます。
大きな地図で見る
今回もこのサイトを参考にさせていただきました。ロケ地の詳細はこちらで。
栗原ガード(近辺)
http://members.jcom.home.ne.jp/qqq7/aku.htm
「悪魔ッ子」1話だけで、こんなに記事が膨らんでしまいました。それだけ魅力あるエピソードなのでしょう。それでは次回をお楽しみに。
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