筒美京平 × フィラデルフィア・ソウル
[筒美京平] ブログ村キーワード
フィラデルフィア(フィリー)・ソウル(Philadelphia (or Philly) soul)は'70年代前半に一世を風靡したフィラデルフィア発のソウルミュージックの一形態。作品の大半がシグマ・スタジオで制作されたことによりシグマ・サウンドとも言われる。ストリングスを要した華麗で柔らかく甘めのサウンドからスウィート・フィリーとも呼ばれた。それまでのソウル、R&Bをより洗練された都会的雰囲気と聴きやすさを訴求した形に変貌させた。
フィリー・ソウルを仕立てたフィラデルフィア・インターナショナル・レコード(PIR/Philadelphia International Records)のハウス・バンド、MFSBにより、醸し出された流麗なサウンドが多くのフォロワー達を生み出した。(ウィキペディアより)
1970年代、アメリカで画期的な音楽番組がスタートします。
出演者は黒人アーティストのみという、「ソウル・トレイン」がそれ。
(「ソウル・トレイン」についての詳細は、こちらのURLを参考に)
http://soultrain.jpn.com/about/
「ソウル・トレインのテーマ」 MFSB
ソウル・ファンなら誰もが聴き覚えのある、「ソウル・トレインのテーマ」です。
コーラスを担当していたのは、彼女達スリー・ディグリーズ。
なんともまあ刺激的なコスチュームだこと。目の保養になります。
彼女達の代表作と聞いて、誰もが思い浮かべるのはこの曲でしょう。
「荒野のならず者」 スリー・ディグリーズ
スリー・ディグリーズは、日本でも高い人気を誇りました。GOO音楽には下記のように。
本国USよりもここ日本において高い人気を誇った女性3人組、スリー・ディグリーズ。歌謡マエストロ=筒美京平が作曲、安井かずみが作詞した「にがい涙」や、細野晴臣の作曲&松本隆の作詞による「ミッドナイト・トレイン」がヒットしたりと、ディスコ世代の人間には忘れられないグループである。しかし、その裸同然のアルバム・ジャケットなど、ヴィジュアル先行型のイメージ戦略やポップ寄りなサウンド・プロダクションは、コアなソウル・ファンからはソッポを向かれるものだったかもしれない。だが今ひと度、彼女たちの代表曲「荒野のならず者」「天使のささやき」などに耳を傾けてみれば、そのヴォーカリゼーションや洗練されたサウンド群に、純然たるフィリー・ソウル感覚が宿っていることに気づくだろう。ある意味でスリー・ディグリーズは、スプリームズ以降のガールズ・グループの様式を示したともいえる。彼女たちの撒いた種が、やがてはサルソウル~ハウス、そしてユーロ・ビートとして花開くことになったのである(のかも)。
外国アーティストの楽曲を日本で制作したのは、スリー・ディグリーズが最も有名かも。
その2曲を聴いて貰います。日本語がお上手。
「にがい涙」 スリー・ディグリーズ
「ミッドナイト・トレイン」 スリー・ディグリーズ
歌謡曲とロックの作家チームの対決となりましたが、軍配は歌謡曲側に。
セールス面で敵わなかった松本隆さんは、これを機に歌謡曲側へと靡いていきます。
京平さんとのゴールデン・コンビが誕生する、一つの要因かと。
筒美京平さんはスリー・ディグリーズの他にも、ソウル色の濃いナンバーを次々と。
70年代前半には台湾や香港からやって来た歌手が、日本の芸能界で活躍しました。
欧陽菲菲、アグネス・チャン、テレサ・テンに続けとデビューしたのが、双子のリンリン・ランラン。
「恋のインディアン人形」 リンリン・ランラン
アジア系では台湾からやって来た優雅(ゆうや)のセカンド・シングル、「胸さわぎ」も。
「胸さわぎ」 優雅
「にがい涙」より「胸さわぎ」の方が、私の好みです。
「恋のチャンス」は、ちょっとB級っぽいかな。
「恋のチャンス」 B・B・S
いまどきアフロ・ヘアーの女性は、何処を捜してもいないかも。B・B・Sのメンバーにも、たぶん外国の血が入ってるでしょう。
「恋のチャンス」 ポピーズ
ポピーズは日本人によるグループ。ここから先は、日本人歌手に提供した曲を。
郷ひろみさんで、「君は特別」。
「君は特別」 郷ひろみ
クラビネットが効果的に使われています。スティーヴィー・ワンダーの「迷信」等で有名な鍵盤楽器です。
ラストは麻丘めぐみさんで、「夏八景」。
「夏八景」 麻丘めぐみ
キャンディーズの「春一番」に対抗して作られたという話。めぐみさんの人気がピークを過ぎていたので、あまりヒットしませんでしたが名曲には違いないです。
筒美さんのソウル・ミュージックへのアプローチは、オーディション番組「スター誕生!」から飛び出た類い稀な歌唱力を持つアイドル・シンガーで完成します。
その歌手(←誰だか判りますよね)の特集は後日という事で。
おまけ
スリー・ディグリーズの「荒野のならず者」と並ぶ代表作、「天使のささやき」。「天使のささやき」には日本語ヴァージョンも。
「天使のささやき (日本語ヴァージョン)」 スリー・ディグリーズ
「ミッドナイト・トレイン」の作曲者・細野晴臣さんが書いた「見えない世界」は、日本のソウル・ナンバーではピカイチ!!
「見えない世界」 和田アキ子
細野さんとソウル・ミュージックって、関連性が薄いと思う方が大半かと。YMOとは方向性が大きく違いますから。しかし「見えない世界」の作者は、まさしく細野さん。引き出しが多いのなんのって。
↓こんなに長い記事、誰が読むんでしょう。自己満足の世界ですが、良かれと思ったらポチッとお願いします。
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フィラデルフィア(フィリー)・ソウル(Philadelphia (or Philly) soul)は'70年代前半に一世を風靡したフィラデルフィア発のソウルミュージックの一形態。作品の大半がシグマ・スタジオで制作されたことによりシグマ・サウンドとも言われる。ストリングスを要した華麗で柔らかく甘めのサウンドからスウィート・フィリーとも呼ばれた。それまでのソウル、R&Bをより洗練された都会的雰囲気と聴きやすさを訴求した形に変貌させた。
フィリー・ソウルを仕立てたフィラデルフィア・インターナショナル・レコード(PIR/Philadelphia International Records)のハウス・バンド、MFSBにより、醸し出された流麗なサウンドが多くのフォロワー達を生み出した。(ウィキペディアより)
1970年代、アメリカで画期的な音楽番組がスタートします。
出演者は黒人アーティストのみという、「ソウル・トレイン」がそれ。
(「ソウル・トレイン」についての詳細は、こちらのURLを参考に)
http://soultrain.jpn.com/about/
「ソウル・トレインのテーマ」 MFSB
ソウル・ファンなら誰もが聴き覚えのある、「ソウル・トレインのテーマ」です。
コーラスを担当していたのは、彼女達スリー・ディグリーズ。
スリー・ディグリーズ
なんともまあ刺激的なコスチュームだこと。目の保養になります。
彼女達の代表作と聞いて、誰もが思い浮かべるのはこの曲でしょう。
「荒野のならず者」 スリー・ディグリーズ
スリー・ディグリーズは、日本でも高い人気を誇りました。GOO音楽には下記のように。
本国USよりもここ日本において高い人気を誇った女性3人組、スリー・ディグリーズ。歌謡マエストロ=筒美京平が作曲、安井かずみが作詞した「にがい涙」や、細野晴臣の作曲&松本隆の作詞による「ミッドナイト・トレイン」がヒットしたりと、ディスコ世代の人間には忘れられないグループである。しかし、その裸同然のアルバム・ジャケットなど、ヴィジュアル先行型のイメージ戦略やポップ寄りなサウンド・プロダクションは、コアなソウル・ファンからはソッポを向かれるものだったかもしれない。だが今ひと度、彼女たちの代表曲「荒野のならず者」「天使のささやき」などに耳を傾けてみれば、そのヴォーカリゼーションや洗練されたサウンド群に、純然たるフィリー・ソウル感覚が宿っていることに気づくだろう。ある意味でスリー・ディグリーズは、スプリームズ以降のガールズ・グループの様式を示したともいえる。彼女たちの撒いた種が、やがてはサルソウル~ハウス、そしてユーロ・ビートとして花開くことになったのである(のかも)。
外国アーティストの楽曲を日本で制作したのは、スリー・ディグリーズが最も有名かも。
その2曲を聴いて貰います。日本語がお上手。
「にがい涙」 スリー・ディグリーズ
「ミッドナイト・トレイン」 スリー・ディグリーズ
歌謡曲とロックの作家チームの対決となりましたが、軍配は歌謡曲側に。
セールス面で敵わなかった松本隆さんは、これを機に歌謡曲側へと靡いていきます。
京平さんとのゴールデン・コンビが誕生する、一つの要因かと。
筒美京平さんはスリー・ディグリーズの他にも、ソウル色の濃いナンバーを次々と。
70年代前半には台湾や香港からやって来た歌手が、日本の芸能界で活躍しました。
欧陽菲菲、アグネス・チャン、テレサ・テンに続けとデビューしたのが、双子のリンリン・ランラン。
「恋のインディアン人形」 リンリン・ランラン
アジア系では台湾からやって来た優雅(ゆうや)のセカンド・シングル、「胸さわぎ」も。
「胸さわぎ」 優雅
「にがい涙」より「胸さわぎ」の方が、私の好みです。
「恋のチャンス」は、ちょっとB級っぽいかな。
「恋のチャンス」 B・B・S
いまどきアフロ・ヘアーの女性は、何処を捜してもいないかも。B・B・Sのメンバーにも、たぶん外国の血が入ってるでしょう。
「恋のチャンス」 ポピーズ
ポピーズは日本人によるグループ。ここから先は、日本人歌手に提供した曲を。
郷ひろみさんで、「君は特別」。
「君は特別」 郷ひろみ
クラビネットが効果的に使われています。スティーヴィー・ワンダーの「迷信」等で有名な鍵盤楽器です。
ラストは麻丘めぐみさんで、「夏八景」。
「夏八景」 麻丘めぐみ
キャンディーズの「春一番」に対抗して作られたという話。めぐみさんの人気がピークを過ぎていたので、あまりヒットしませんでしたが名曲には違いないです。
筒美さんのソウル・ミュージックへのアプローチは、オーディション番組「スター誕生!」から飛び出た類い稀な歌唱力を持つアイドル・シンガーで完成します。
その歌手(←誰だか判りますよね)の特集は後日という事で。
おまけ
スリー・ディグリーズの「荒野のならず者」と並ぶ代表作、「天使のささやき」。「天使のささやき」には日本語ヴァージョンも。
「天使のささやき (日本語ヴァージョン)」 スリー・ディグリーズ
「ミッドナイト・トレイン」の作曲者・細野晴臣さんが書いた「見えない世界」は、日本のソウル・ナンバーではピカイチ!!
「見えない世界」 和田アキ子
細野さんとソウル・ミュージックって、関連性が薄いと思う方が大半かと。YMOとは方向性が大きく違いますから。しかし「見えない世界」の作者は、まさしく細野さん。引き出しが多いのなんのって。
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