デニー・レイン特集 Vol.3

kazukunの神出鬼没-デニー・レイン コレクション


 デニー・レイン特集も、これで3回目。

 今回はこのアルバムから。

kazukunの神出鬼没-スピード・オブ・サウンド


 1975年9月~1976年10月の約1年間のワールド・ツアーの間に製作されたアルバム。 ポールのバック・バンド的なイメージが強かったウイングスであったが、本作ではバンドとしての個性を強調する為、ポール以外のメンバーにも全員それぞれボーカル曲が用意されており、収録曲の半数を占めている。 「ザ・ノート・ユー・ネヴァー・ロウト」「やすらぎの時」がデニー・レイン、「ワイノ・ジュンコ」がジミー・マッカロク、「マスト・ドゥ・サムシング」がジョー・イングリッシュ、「クック・オブ・ザ・ハウス」がリンダ・マッカートニーによるヴォーカルである。イギリスでは、2位止まりだったが、アメリカでは、全米ツアー中だった事で計7週間第1位に輝いている。ビートルズ解散後、ポール・マッカートニーが最も1位を獲得したアルバムとなった。1976年ビルボード年間チャート3位。 ポールのヴォーカル曲は、英2位、米で1位(アメリカでは5週)の大ヒットを記録したシングル曲「心のラヴ・ソング」、英2位、米3位「幸せのノック」など6曲が収録されている(ウィキペディアより)。

 アルバム前2作の評判はすこぶる良好でしたが、この「スピード・オヴ・サウンド」はそれに反して。ポールのヴォーカル曲が少ないのが、不評の主な理由かと。ジョン・レノンの「ダブル・ファンタジー」だって、似たような構成なのにね。

 「君のいないノート」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 「やすらぎの時」は、デニー・レインの単独作。ウイングスでのヴォーカル担当曲では、個人的にはこれが一番に思います。

 「やすらぎの時」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 スタジオ録音より、ライヴ・ヴァージョンの方が私は好き。ハーモニカを手にするデニーです。

 「やすらぎの時 ライヴ・ヴァージョン」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 振り返ってみると3枚組ライヴ・アルバム「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」(Vol.1で紹介済)が、ウイングスのバンド活動のピークでした。

 大成功に終わったU.S.Aツアーですが、またもやメンバーが脱退。次作「ロンドン・タウン」は「バンド・オン・ザ・ラン」同様、マッカートニー夫妻とデニーの3人きりでのレコーディングに。

 リンダも産休をとったので、ポールとデニーの2人によるアルバムといっても。デニーの影響なのか、トラッド調の曲が増えています。彼のリード・ヴォーカルは2曲。

kazukunの神出鬼没-ロンドン・タウン


 「チルドレン・チルドレン」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 デニー2曲目のシングルがこちら、「子供に光を」。

kazukunの神出鬼没-子供に光を 2


kazukunの神出鬼没-子供に光を 1


 「子供に光を」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 B面といえどもクオリティが高いのが、ウイングスのシングル盤。1曲目「アイ・ライ・アラウンド」の汚名返上です。

 新たなメンバーが加入したウイングス。バンドとしてのラスト・アルバムとなったのが、「バック・トゥ・ジ・エッグ」。

kazukunの神出鬼没-バック・トゥ・ジ・エッグ


 「アゲイン・アンド・アゲイン・アンド・アゲイン」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 当ブログの読者kinky yuさんは、この曲が好きだとのコメントを寄せて下さいました。

 そのkinky yuさんからのプレゼントです。

 「バック・トゥ・ジ・エッグ」からのシングル・カット曲、「ゲッティング・クローサー」。我々が耳にするのはポールがリード・ヴォーカルなのですが、なんとデニー・ヴァージョンも存在しています。

 貴重な音源をアップして下さったkinky yuさん、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

kazukunの神出鬼没-ゲッティング・クローサー 海外盤


kazukunの神出鬼没-ゲッティング・クローサー


kazukunの神出鬼没-ゲッティング・クローサー 日本盤


 「ゲッティング・クローサー」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 「ゲッティング・クローサー DENNY LAINE ver.」 ポール・マッカートニー&ウイングス


 音源は「SUNNY SIDE-UP」というブートレッグ盤からとのこと。音質は良好、しかもステレオ録音なのでオススメです。


 デニー・レイン特集も、残すはあと1回。お楽しみに。

 ↓YouTubeにアップするなんて、パソコン音痴の私にはとてもとても。kinky yuさん、これからも貴重な音源があったならどんどん聴かせて下さいね。
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