安川電機はロボット技術を使ったリハビリ用アシスト装置の適用範囲を広げる。これまでは脳梗塞など脳血管障害によるマヒ患者の回復期のみが対象だった。これを維持期の患者にも利用できるようにする。3月から約1年間、リハビリ機能を持つ20以上の医療機関で実証実験や臨床研究を進めて科学的に検証する。
【2018/2/19 日刊工業新聞】
日本では年間約30万人が【脳梗塞】を発症しています。
発症してから3〜6カ月は回復期、それ以降は維持期となります。
脳梗塞後にマヒが残る人は推計で250万〜300万人おられ、
維持期の患者は多いようです。
【安川電機】は以前より、足のマヒに効果的である
ベッド上でのアシスト装置を作っていました。
自立支援に役立ちますね。
そして昨年、新たに安川電機が販売した【下肢用リハビリ装置】は、
足首にマヒを持つ人が歩く為に考えられた製品です。
これを装着すると、足がもつれることなく
タイミングよくスムーズに足先を動かすことができるように作られています。
★足首の関節に適切な足首アプローチ装置とは
・歩行時の角度の調整
・速度設定
・アシスト力の設定
・装置器具を繰り返し使うことで足関節の動きを学習できます
安川電機はその他、
ベッド上で足のリハビリをする医療器具も作っていて
医療や福祉の分野に自社のメカトロニクス技術を応用しています。
日本では薬機法や保険適応の有無などの規制があり、
国や自治体から補助金を受けにくく普及が遅れています。
中国は人口が多いせいか、脳血管疾患の方も多いそうです。
しかし、まだリハビリの体制が整えられていないので
新しく開発された器具が採用されやすいのですって
そのため、リハビリ器具の市場は中国となっています
安川電機は、産業ロボットの大手で【世界4強】の一つです。
中でも中国は、
現地の産業ロボットメーカーに中核部品を販売しています。
今後はこの4強集団に中国が割り込んでくるかもしれないぐらい
中国は力を付けてきています。
日本の安川電機に『追い付こう!!』という熱心さは、
世界のロボットの販売数(国際ロボット連盟による)でよくわかります。
2016年、産業用ロボットの購入台数は
世界全体で見ると中国が30%を占めています。
2020年には中国は40%まで高まると推計されています。
そして安川電機が2017年に販売している産業ロボットのうち
25%は中国が購入しています。
安川電機からこんなにたくさんロボットを買っていて、
ロボットを分解して勉強するのかな?
力を付けてきた中国は、
安川ブランドの技術を真似をするかもしれない
とても心配です
日本発祥の安川ブランドの”下肢装具”が中国だけでなく、
世界中に広まり自立した生活できる方が増えるといいですね
まずは、安川電機のロボット村に行ってみようかな
調べてみると…わあぁ‼︎北九州でした遠いなあ
安川電機工場見学はこちらです。
↓↓↓
https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/YN318.pdf
情報引用元;
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00462426
https://www.projectdesign.jp/201801/100years-of-life/004341.php
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2770815005032018TI1000/