久しぶりに会った友人といろいろ話しました。

そして、僕は今まで 自分らしく生きることの本当の意味を見出だせていなかったように思えたのです。

きっと
「普通」でなくてはいけない
そんな思いを少なからず持っていたのです。

GIDという運命も、兄が死んだという事実も、全部引っくるめて、僕を作っている根源なのに
それらを受け入れるのに思った以上に時間がかかったり、
受け入れてからも 上手く進めずに立ち止まったり、
何度も何度も 挫折しました

僕は 医者になりたい
それはずっと昔から決めていた未来像です

誰かを救う
その意味は 計り知れず大きなものですが 僕にとってそれは自分が存在しているという証を示すための大切な言い訳なのかもしれません

大学に入ってからの人生を
最高の未来を
僕はこの瞬間から、まさに ここから造り出したい

だれに何を言われようとも
だれにどう思われようとも

生きたいと思うように生きたい

それはきっと誰にでも許されているはずだから

GIDだから、ただの兄の生まれ変わりだから、そんなくだらない言葉に負けたくない

そんなもの 言い訳にもならない

僕はいま 生きているのです
それは事実なのだから
その事実を全うしなければ

兄の分も生きなければと 思った時期も随分長くあった
本当に死んでしまいたいと何度も思った

だけど そんなこと思う必要はなかった

一人分の命も全うに生きれないのに
二人分の命なんか生きれるわけがない
兄は兄の命を全うに生きたのだから
同じように、僕は僕を生きればいい

何も背負わなくていい
ただ 兄の存在を抱いて忘れないでいよう

今よりももっと偏見が強かった時代、救えた命は多かったでしょう
それに引き換え、いまの時代はとても恵まれている
かつての僕と同じような経験をしていた多くの人達が残してくれた痕跡を いま僕はゆっくり辿ることができる
何も先例がなかった時代に 何かを作り出すということは 本当にすごいことで、大変で、神様 仏様にも言えないような辛さを抱えてきたはずなのです

僕もゆるゆる生きている場合ではない

成し遂げなければ
自分の生きたい道を
切り開かなければ

友人に背中を押してもらいました

恥じる必要なんてない
恥ずかしいことなどこれっぽっちもしていないのだから

だから 僕は心を優先させる
心の性別を優先させる

心を隠す生き方は どうやら僕にはあわなかった
ただそれだけの話なのです

男性として生きる
医者として生きる
人々の未来を支える職業に就く
それを曲げない人間になりたいのです

簡単に言ってしまえば
どうせいつかは終わる人生
自分からその終わりを決めなくても
いつかは消えてなくなる世界
辛かったら ラクに考えて
ラクに生きてみればいいのです
踏ん張るとこだけ踏ん張ればいい
それを誰も責めることはできないはずなのです

僕は僕の性格にあった人生をつくろうと そう決めただけの話
決意が鈍らぬよう、いつでも思い出せるよう、書き連ねただけの話
誰も見てないと言えばそうなのかもしれないけど 誰かに伝わるかもしれないなぁとも思いつつ
これから 思ったことを少しずつ書いていこうと決めました。

今日は自分の障害(?)について。

自分がGIDだと気づいたのは
たぶん小2くらい。
まあ そんな昔話はまた書くとして(笑)

親しい友人ができそうになったとき
誰かを好きになりそうなとき
勉強でトップを取れそうなとき、
そういう
何かを掴めそうになったときに
僕はつくづく逃げてきた

「自分は幸せになってはいけない」
そんな気がしてた

今考えれば
ものすごい自虐的なんだけど(笑)

それはたぶん
自分で自分を認めれていなかったからなんだと思う
そのくせプライドは人一倍高いから
自分でも手に負えない厄介者で…(´・ω・`)うむ

だから、男とか女とかそういうことを考える前に 人間的に成長する必要があった

そんなことを思いながら
高校を卒業し今に至るんだが…

中学の頃 部活の問題で集団無視にあった。親友だと思っていた友人にさえ 冷やかされ、茶化された。
そのころから もうかれこれ何年間も、親友というものを作れないでいる。友人を作ることさえ拒む時期もあった。信じて裏切られてしまうのなら 誰も信じない方がどれだけ楽か、そんなことまで考えた。

だけど 僕は一人で生きていけるほど強くない。
それは きっと
誰しも皆 同じなんじゃないかと思います。

そんな弱っちい僕にも
信じていいのかなって思える友人ができたのです。ようやく出会えたのです。

その人たちはとても優しいです。
どんなときでも 応援してくれます。
GIDだと本当のことを言っても
その人たちの僕に対する接し方は
何一つ変わりませんでした。
正直、本当のことを言った時点で
なぜか分からないけど 身構えていた部分もあったのです。
つまり、また一人になる覚悟です。

僕の予想を遥かに越えていた
その人たちの優しさに
時々泣かされます(笑)

少なくてもいい
受け入れてくれる人たちがいる
離れていてもいい
存在が支えなのです

一人では生きていけない
だけど一人になるしかなかった
いつも憧れていた
優しい世界に 今いるのです

これはとても幸せなことです

GIDで生まれてきたことに何度も絶望しました。普通の恋もできない。日常にまで支障が出てきている。そんな現状にも 光はあったのです。

僕は人の冷たさを知っている。
しかし、それに劣らぬほど
人の暖かさを知っている。

何度裏切られても
何度命の終わりを感じても
どんなに辛い思いをしても
人を癒せるのは人なのだと。

だから 僕はきっと
全てを無くして、一人になったとしても、また誰かを信じたいと、好きになりたいと思うでしょう。

悩みに無駄はないけれど、
ずっとうずくまっていてはいけない。

具体的に何かをなし得た訳じゃないけど、こんなに心が穏やかなのは
昔の弱っちい僕よりも少し強くなれたからなのかもしれない。

自分の信じた人たちがそばにいて、自分のやりたいことをやる。
それができそうな気がする。
今なら、何度転んでもまた立ち上がれる だるまにだって僕はなれる。