野球小説『1軍への道のり』

第1章~予感~


「っあぁ~~、終わった~~!!」


「お疲れ様」


充は海での練習を終えて浜辺に戻ってきた。


「なんか飲む?」


「じゃあ、アクエ」


「OK。はい、これ」


「サンキュー」


明日香はクーラーボックスからアクエリアスを取り出し


充に渡した。


「ねぇ、充。今日はこれで練習終わり?」


「うん? 一応、終わりだぞ」


「わかった。今日は外食にしない?」


「う~ん・・・


 まあ、たまにはいっか。」


こうして、今日の夕食が決まったのである。


                     続く

野球小説『1軍への道のり』

第1章~予感~


朝の7時ごろ、充は海に向かって歩いていた。


「なあ、明日香。今日はどんなメニューをするんだ?」


「今日は、砂浜と海を使って下半身トレーニングよ」


ちなみに、明日香は手ぶら。


充は明日香の荷物に自分の荷物。さらにはクーラーボックスとパラソルを持っている。



「どういったメニューをこなすの?」


「それは後でのお楽しみ!


 それより、見て!きれいな海よ!!」


前を見たらいつの間にか海についていた。


「さすが、沖縄の海だな」


充もあまりの美しさにビックリしている。


「さあ、練習よ、練習」


「あぁ、分かってるよ。


 まずは何をやればいい?」


「うーんとねぇ・・・」


明日香は、自分のかばんを返してもらうと


その中に入っていたノートを取り出し、ページを開いた。


「う~んとねぇ・・・


 まず最初に、浜辺を約でいいから500メートルほど走って、


 その後に、浜辺でダッシュ50本。


 その後、海でクロール、平泳ぎ。


さらにその後、ひざまで海につけてダッシュ70本。


これで終わりよ」


「りょーかい」


充はこのメニューを3年間行っている。


「じゃあ、はじめ!!」


そういって、長い1日が始まったのである。



                             続く



バスケ部の俺が野球の小説を書きます。







季節は春。


桜が満開できれいに咲いているこの道を


俺は走っていた・・・・あたりはまだ真っ暗だったが・・・・



野球小説 『1軍への道のり』

1章~予感~


俺の名前は工藤 充。


高校時代は愛知県代表としてチームのエースとして


高校生の憧れである甲子園のマウンドに登っていた。


チームは見事、日本一になり


俺は日本一のピッチャーになった。


それから数ヵ月後に俺の人生を決める大きな会議があった。


ドラフト会議だ。


そこで幼い頃からの夢であった中日ドラゴンズに


1位指名を受けた。



時は戻っていま、


俺は沖縄に来ている。


キャンプinまで後一週間ある。


この前までいろんな自主トレに参加してきたが


まだ、不安があるので先に沖縄に来ている。


一緒に来たのは俺の彼女、加藤 明日香。


高校時代は野球部のマネージャー1年生から付き合ってる。


その明日香をおいて1人で 北谷球場付近を走っている。


「はぁ、はぁ、やっぱり、朝一、だと、人が、いなくて、いいなぁ、はぁ、はぁ、」


充はかなり息が切れているが無理はない。


マラソンランナーと一緒くらいの速さで走っていたのだ。


「う~~ん、まだ4時だし、ラジオ体操してから明日香を連れて


 海に行って、下半身強化のメニューを組んでもらうか。


 あいつはメニュー組むのがうまいからな」


充の練習メニューはいつも明日香が決めている。


これは高校1年生から続いていて、


このおかげで3年間、けが無しでこれたのである。


明日香がいなければ今の充もいなかったかも知れない。


なので、充は明日香に対して感謝の気持ちでいっぱいなのである。


「よ~し、もう一走りしてくるか」


そうして充はあれこれ3時間走ったのであった。         

   

                                          続く