福岡国際マラソン、市民ランナー川内さんが1位と23秒差の3位でゴール。人目をはばからず涙したと。その理由は。

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中日新聞朝刊より

29歳となり、来年の世界選手権を最後にしようとこの大会にかけていた。しかし、3ヶ月前にふくらはぎをケガ。2日前に軽い捻挫と出場が危ぶまれた。家族や周りの声に反し、出場を決意。代表選考レースは、まだ東京、琵琶湖があるのに。

100キロ走や7時間走、アマチュアでありながら練習量を確保し、これが自分の支えに。

ケガをしながらのレース。不安はあっただろうに、攻めのレース。最後の最後まで、1位を追い続けた走り。顔をしかめながら。

結果は、日本人1位、トップと23秒差の3位。おそらく世界選手権代表に選ばれるだろう。

川内選手は、アマチュアスポーツ選手の鏡である。限られた時間で、練習量を確保。日々の練習が自信に。
ケガをしてでも挑戦し結果を残す、強い精神力。

これらが強く印象に残った、素晴らしいレースであった。