[CBR マタイ27章]

50-51 そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。 すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。

27章では、イエスキリストが十字架にかかる日の初めから、終わりまでを逐一詳細に記述しています。なぜここまで、一挙手一投足にいたるまで細かく記載しているのかといえば、この日、「歴史が動いた」からです。神殿の幕が二つに割けたのは、神と、罪を犯した人間の間の隔たりが、イエスキリストの贖いのゆえに取り払われたからです。神様と私たちとの間の関係は、現実的に修復されました。私たちの一番の問題が解決されたからです。今、神様は私たちの敵ではなく、父として私たちを迎え入れてくださっています。歴史は動き、動いた歴史は戻りません。私たちは、その歴史が動いたことを現実として受け止めて、今日を生きているでしょうか。 いつのまにか、キリストの十字架があっても無くても同じかのように生きてしまっていないでしょうか。今日、イエスの死によって神様との関係が永遠に修復されたという恵みに感動し、変えられた生き方をしていきたいですね。