今回、

「チェーンの歯飛びがするけど、こんなものなのですか?」

とセカンドオピニオン的なご相談を受けました。

 

 

こちらのお客様は、以前フェンダーとタイヤの干渉のご相談を受け、対策出来そうなフェンダーを提案させて頂き、改善した時からのお付き合いのあるお客様です。

 

この件も、購入したお店に持ち込んだそうですが。

部品がマイクロシフト社なので仕方がなく、シマノ社製に変更すれば改善する。

 

と言われ、フェンダーの経験から念のために御相談に来られたようです。

 

 

 

症状を訊くと、物理的問題がある気がします。

従ってそれらの要因を除けば解決できる気がします。

 

 

このケースは

・チェーンの摩耗

・エンドの曲がり

・設定ミス

・スプロケットの摩耗

 

の順に想定し検証します、複合の場合もあります。

今回は、新車に近く『摩耗、経年劣化』の可能性は下がります。

 

 

いつものエンド修正機でみるとエンドが大きく曲がっています。

大きな曲がりで、おそらく今回の主犯ですw

 

エンドが曲がっていては、次の検証に進めないのですが。

 

 

『ここでひとつ疑問が?』

 

 

・エンドが鋳造性のため変形しません。(これが問題のひとつになります)

・ディレイラーに傷はありません。

 

 

推察しますw

だとすると要因は!

 

 

(改善後です。改善前は撮り忘れました。すみません。)

 

 

要因はおそらくこれです!

 

フレームが曲がっています。

これでは新品エンドに交換したとしても症状は治りません。

 

 

診断をつけ、この時点でお客様と打ち合わせを行いました。

 

 

買われたお店に持っていく気はないとの事、今回のいくつかの提案の中で治したい。

と、作業開始します!

 

 

実は上の画像は可能な修正をした後での状態で、今回は時間をかけて修正しました。

無理な修正は出来ない場所です。

 

そして、エンド少し曲げた後です!(意図的です)
 
鋳造のエンドは曲がらずに割れるのでほぼ修正は行えません。
(フレームとパーツの精度がしっかりしていれば使用は可能かもしれません)
今後、フレームの曲がりを補うべくエンドに曲がってもらうしかありません。
実は同じケースが過去にもあります!その際は中古の為フレームを加工しました。
(とりあえず共に当店で販売するメーカーではありません。)
 
そして、大幅な調整を行い終了です。
 
 
結果、お客様に改善を体感していただきました。
今以上の改善はジュラルミン製のエンドへの交換も提案はさせて頂きました。
 
 
で、出た感想「そんな商品売ってるんですね?」でした。(ですよね。なんかすみません)
精度がルーズで済む、8速・マイクロシフトでならかわせるかもしれませんが。
12速では多分組みあがらない精度不良なので、私もびっくりしています。
 
 
残念ながら今どきは自転車のみならず、問題のある商品が増えていて報道もされています。
 
 
今回は
・フレームの精度不足
・エンド素材の問題(安価)
 
が大きな要因で
 
購入店からは
『マイクロシフトなので』って
購入後に言われてもお客様は困惑しますよね。
 
共通しているのは、全てコストダウンからくる要因です。
 
 
コスパ!タイパ!
その穴埋めをする対価や時間は?
メーカー側?ユーザー?
 
考えさせられる問題です