作曲家のすぎやまこういちさんがお亡くなりに
言わずと知れたドラクエの作曲家
ドラクエ音楽がすぎやまさんだったことで
ゲーム音楽を鑑賞するというレベルに引き上げた人だと思う
ファミコンブームでゲーム音楽を口ずさむ少年少女が現れた80年代
ドラクエの登場で少年少女たちの音楽に対する認識が
明らかに変わったんだと思う
私自身の体験では1985年発売の元祖ドラクエⅠにおいて
エンディングテーマが衝撃だった
エンディング以外のドラクエ音楽は短く
城、街、洞窟、戦闘など場面を表現する音楽であったが
エンディングテーマはまさに物語的な音楽だった
ゲームをクリアして物語的な音楽を聴かされたとき
何ともいえない感動を覚えたものだ
ファミコンの音楽は3和音を使った単調なものだけど
それだけで物語を表現する音が聴けたのだ
私は10~11歳ぐらいだったから音楽のことは全然分からない
クラシックなんて眠くなるだけと思っていただろう
でもこのすぎやまさんの音楽が初めて心地よく耳に入ってきた
ドラクエの宣伝にスタッフの名前が必ず書いてあり
シナリオ・堀井雄二
キャラクターデザイン・鳥山明
音楽・すぎやまこういち
と3名が出ていた
堀井さんは他のゲームでも名前が出ていたので知っており
鳥山さんはいわずと知れた大漫画家
すぎやまさんだけ知らなかったがひらがなが覚えやすかったので
この音楽はすぎやまっていう人なのか!と心に焼きついた
その後のドラクエ作品でも、きっとエンディングは凄いものが聴けるに違いない
とワクワクしてプレイした
ドラクエ2の「この道わが旅」は意外とかわいらしい印象だった
悪霊の神々というサブタイトルに加え、終盤の難易度が半端ない内容だったところで
見事シドーに打ち勝ったあと勇者3人が幸せに暮らしたことを予感させる音楽だた
ドラクエ3の「そして伝説へ・・・」
これは史上最高の楽曲だと思う。まさに日本クラシックの伝説になる
冒頭のファンファーレから神だまさに冒険者への祝福
そして癒し、労い、賞賛へと流れが変わって
盛り上がりのところから未来への希望が表現されていると感じる
まさに完璧な楽曲だ!
幼少期にこのような音楽に出会わせてもらったすぎやまこういち氏
まさに伝説の日本人だ!!
合掌
デハ!!