本年5月で俳優活動を始めてから丸15年が経ちました
始めたのは2003年5月
ソフトウェア会社を退職した27歳からのスタートでした
はじめた当時の写真。数少ない中から一枚
最初は俳優養成所に入り
演技、歌、踊り(ジャズ、日舞、バレエ)、アクション
様々な芸を学べるのでまんべんなく
毎日いろいろ詰め込んでました
ただ、広く浅くやるとどれも中途半端になる
肉体訓練としては効果的だったけど
なかなか突出できるものがなく
ひとつのことに打ち込もうとせず
定期的に舞台に出たり、映像の仕事をやったり
数年続けるが伸び悩んだ
養成所での成り上がりを諦め外に出た
外は外でいろいろと困難だったり勉強になったり
役者は場数を踏んでこそ成長すると信じてやっていた
そしてたまたま時代劇と巡り合ったのが10年前
時代劇が好きでもなんでもなく
殺陣もほとんどやったことがない
ただ何となく本番の時期が都合よかったので
出演者募集に応募した
そこで出会ったのが現在の劇団の座長なのだ
初参加の時は殺陣はできるものと思っていなかった
最初は与えられたがろくに練習もしなかったためなくなった
2回目からはその反動で殺陣に没頭した
それから武士道が始まり今に至る
芸ごとは10年やってどうか
10年経ったとき振り返って続けるかやめるかが決まる
その間、精神的、経済的な浮き沈みが多々ありましたが
9年目にようやく主演を担って自信がつき、続ける気力を持つことができた
10年経った時は確固たる意志が植え付いた
応援してくれる人がいる限りやめることはできない
15年目で大ケガをしようがやめるわけない
ケガ人の気持ちを知る。めちゃラッキーだった
同期はもうほぼ残っていない
たぶん大半は10年経たずにやめていったと思う
様々な事情はあるにせよなぜ?と思う
自分より能力の高いヤツ、才能のあるヤツがやめていく
それでいて売れていない私が続けられているのは
幸運が重なっているだけかもしれませんが
始めるときに決めた覚悟を「ウソ」にしたくないから
「苦しかろうがやりたいことをやる!」
最近の主演舞台『巌流島』佐々木小次郎役
始めようと決意したとき
やりたきゃ やりゃええんじゃ やりゃええんじゃ
やらずに悔やむよりゃええ
この歌が後押しになった
心が折れそうになったとき
この旅の始まりをよく良く思い出せ
背筋をピンと伸ばして今思い出せ
己を知れ そんで強くなれ
身の程を知れ 力を抜け
やりたきゃ やりゃええんじゃ やりゃええんじゃ
覚悟きめりゃええええ
これを聴いて奮い立たせた
起源はこの歌にあった!!
デハ!!