忍の運命~終幕・復讐は必ず返ってくる | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

サムライプレーヤー☆大次郎の直情系ブログ

武士道公演~冬の陣

『忍の運命』

全日程終了!!

 

 

私の右膝前十字靭帯断裂手術後の公演でしたが

無事に全日程を終える事ができました!!

ご来場いただいた方々

応援してくださった方々

誠にありがとうございました!!

 

お話は

奥州伊達家に仕える忍・柳原戸兵衛率いる黒脛巾(くろはばき)組鳴子衆が

伊達小次郎の側室として迎えることになった白石家の桜姫を

米沢まで送り届ける道中に謎の刺客に襲わる。

刺客は同じ黒脛巾組の片倉喜多とであり

喜多は伊達小次郎から戸兵衛暗殺の命を受けていた。

忍とは使命のために生きる存在

戸兵衛は、忍として生きる限り、覚悟していた

黒脛巾組内で殺し合いが起こるが

戸兵衛は他の仲間を殺した喜多と戦い、目覚めさせ

悪の元凶である小次郎を討つ

そして伊達家への反逆者として最後を遂げるのである

 

簡単に言うとこんな感じです。

 

私、大次郎は

黒脛巾組の世瀬蔵人に滅ぼされて

生きながらえた鍋腰峠(なべこしとうげ)の里の民

兵庫(ひょうご)を演じました

現在の鍋腰峠

 

里の主・雨宮沙織をはじめ、里の生き残りが、

復興と共に蔵人への復讐を胸に生きて1年

民の一人朝霧が蔵人陣営との接触に成功する

兵庫は滅ぼされた時の足の負傷で戦えなくなっている

※これはちょうど私の膝の怪我のために当てはめられた設定である

 

鍋腰峠の里の民

 

兵庫は元は剣士であったが

今は村の復興のための資材集めと

復讐のための武具の調達など、商人として働いている

自分が戦えないこと、先の惨劇の際に

負傷と共に沙織の母親を守れなかったことに負い目を感じており

復讐よりも、自分の無力さに絶望している

いつしか朝霧が蔵人陣営の村滅ぼしに加わったときに

命じられ子供を殺さざるを得なかったことに対して

怪我がなければ代わってやれたと半狂乱になっていた

 

撮影:石黒伸二

 

ある時、沙織に思いを告げる

復讐を遂げたあとは里を出たいと

沙織に守られている自分に我慢できない

このまま里にいても自分はつらいだけなんだと

沙織は、本心を抑えながら、兵庫が決めたことなら止められないという

二人の思いはすれ違う

そこに戸兵衛が通りかかる

里の民が復讐を考えていることを知ると

「復讐は何も生まない。必ず己に返ってくる」と助言をする

「死んでいった者たちが報われない」と取り乱す沙織をしり目に

まだ先のことは考えないと改めなおす兵庫

 

撮影:石黒伸二

 

そして復讐の準備が整ったとき

悪夢再び

世瀬蔵人が復讐をかぎつけ奇襲をかけてくる

兵庫が真っ先に殺される

沙織も、朝霧も他の者たちも一人残らず惨殺されたのだった

まだ復讐は遂げていない、何もしてない、なのになぜ・・・

それは誰にもわからなかった

悲しみだけが降り注いで終わりを告げた

 

撮影:石黒伸二

 

 

デハ!!