最近子供のころ夢中になったマンガを読み返しているのだが
あまりに説明台詞が多いことに驚いた!!
そして、このようなマンガで育った世代が大人になったとき
ちまたに説明セリフが多い物語がありふれてることが
必然なんだろうと思った
こちら
かの世界的に有名なマンガの一コマ
サブキャラ親子の会話なのだが
赤枠のように親子で周知の事実であるニーナについて
わざわざ妹と言わせているところ
読者にはニーナが妹であることをここで初めて知らすわけだが
このセリフ一つで世界観を壊しているよね
子供のころはまったく気にならないことだけど
物語を作る側になったら、こういう表現は許せないわけで
もしこの役を演じるとしたら、父に向って「妹のニーナ」なんてとても言えない
記憶喪失か何か特殊な設定にならない限り無理だろう
それか父と妹が他人とかね
一応設定上は血のつながった家族
ニーナが妹であることを読者にうまく伝える方法はいくらでもある
※実はニーナは誤植で本当の名はマリー
それとこれ
まさしく超説明台詞
文字通り、監督の提案で試合を見に来た人のセリフなのだが
独り言がこんなキッチリしてるかっての
あえて言うとしたら
「ここにシュナイダーとやらがいるのかな?」
ぐらいじゃね、まだ何も確定してないしね彼の中で
周りの人に聞こえるぐらいのレベルでしゃべってるようだから
子供か、頭おかしい人と思われるだけだろう
前の段階でシュナイダーが試合するという描写はされているので
わざわざこいつに二度目を言わせる必要がない
無駄なこと言わせすぎなんだよねマンガなのに
まあマンガだからとか週刊誌の都合とか
そういうのはあると思うので
このマンガの表現を否定するつもりはない
ただ、我々俳優という生身の人間がしゃべる言葉については
この影響を脱しなければいけないと思う
現実的に、同じことを何度も言うこととか
空気読まない発言には、恥ずかしい思いをするからだ
やっている方も見てる方にもね
デハ!!