血の恋愛史 | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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その昔、ある村に仲のいい3人の男女がいた。彼らは幼馴染で、この村でずっと一緒だった。成長していくにつれ、3人の中で何かが変わっていった。2人の男が1人の女に恋をしてしまった。男たちは親友だ でもひとりの男は女に思いを打ち明けた。思いは叶った ふたりは幸せだ でももうひとりの男は?あるとき 女の父親の会社が倒産した。ひとりの男はどうすることもできなかった。もうひとりの男の家は村の名士だった 親の力で女の家庭を救った。女をもうひとりの男に嫁がせるという条件で。ひとりの男の思いは引き裂かれた この村にいながら その女を思いながら 自分は妻をもらいながら もうひとりの男を恨みつづけた。それはひとりの男の孫が成人するまで続いた。
ひとりの男の孫息子(以下孫息子)もまた、この村育ち、仲良しな幼馴染がいた。それはもうひとりの男の孫娘(以下孫娘) 他、男(もう一人の男)女(もう一人の女)の4人。成長していくにつれ、4人の中で何かが変わっていった。2人の男が孫娘に恋をしている もう一人の女は孫息子に恋。孫娘は孫息子が好き もう一人の男はあと2年の命。4人の中で駆け引きが生まれた。もう一人の女が孫息子に求愛した。もう一人の男は孫息子の前で孫娘に求愛した。孫息子は孫娘にもう一人の男と幸せになれと告げた。孫娘は孫息子に求愛した。孫息子は孫娘の求愛を拒んだ。そして孫息子はもう一人の女と 孫娘はもう一人の男と結ばれることになった。
数十年後 この村にまた幼馴染の仲良しの男女がいた。ふたりは なんと孫息子の息子と孫娘の娘。今度はやっと相思相愛 ハッピーエンドでした。
てな物語を舞台で見た。要は、ある男女が果たせなかった恋が ひ孫の代で叶ったということ。血の恋愛史とでもいおうか。終わりは「良かったね」で済むだろうけど、先代の気持ち考えたら一生首占められてるような気で心もとない。横恋慕なんてするのもされるのも絶対やだけど、惚れてしまったものはしょうがない。本能に従う。相思相愛が確かなら駆け落ちするだろな。一家離散になるのは確実だろうけど。

デハ!!