(グーグルマップで)南米彷徨った | b s c music - B

(グーグルマップで)南米彷徨った

『The Motorcycle Diaries』 (2004)
モーターサイクル・ダイアリーズ

(Amazon.co.jp)
ちぇげばらの話どす。地理の師匠(一方的にそう呼んでいる先生)に教えて貰った映画。

若き日の喘息持ち医大生エルネスト・チェ・ゲバラがお友達アルベルト・グラナードと(ボロ)バイク載って南米縦断。
アルゼンチンからチリ入って北上してペルー、そこからアマゾン下りベネズエラまで行きます話、そりゃ途中で色々ある。モーターサイクル(壊れる)とかいう伏線みたいな言乍(ry
いろいろな地域の実態みたりとかハンセン療養所のお手伝いとかあるけど、雑にまとめて言ってしまえば、 旅してるだけ なんだけど。

地理の師匠が勧めてただけあって、撮影場所がたぶん現地というかザ・南米で景色が超面白いす。南米の気候がさらえる教材。
内容やつくりも そう重くなく気軽に見やすいし。匂わせるような、読み取らないといけない含み持たせ結構しっかりあったり。詳細とか背景みたいなことは根っこ(原作)掘ればザクザク出てくる。良い匙加減だと思う。お子様には理解難しい点は多いかもしれぬが、洋画的ラブラブチュッチュッ要素は序盤の昼間シーン着衣でほぼ消化するのは良い点といえるんじゃないか。察
 旅、地理、キコウ好きにおぬぬめだし、チェ・ゲバラにも親近感わくよな、どうも詳しく知るには重く感じていたけど入る門みたいなのできたよ。

原作的な位置原作に日記があって、ポケモンみたいにゲバラver.とグラナードver.があるらしく、映画化にあたりそこそこ出回ったぽい。

わたしが読んだのは図書館にあったゲバラVer.増補新版▶きみにきめた
 映画は原作に忠実だったな。映画(展開)や尺の都合で、幾つかの地点で起きたことを一か所で纏めてたりするものの、映画らしくなってたんだな。とはいえ、ここも映像化すればよかったのにーってユーモアある体験記から、さらっとモノローグ入っていたり考えるような素振りみせたシーンにあたる箇所では教科書みたいにがっつり書いてるような所もあったり。
映画を(先に)見た所為かさくさく読めたな。いや手記形式というのもあるか。話の本筋から逸れるが、基本的に原作先に読む勢で、後から原作読むのは新鮮だった。ハリーポッターの最初のとか人物多くて覚え辛い作品(且つ原作忠実)だと効果的だなあとおもいました(小学生並の)

わざわざ読む気になったのはルートが気になったから。検索してもざっとしたやつしかないし、巻頭に載っていた旅程図も似たようなもので(本文の内容と違う箇所もあるし)...

(Amazon.co.jp)
そこで、便利で使い辛いグーグルマップの機能を使って作った完全版
とりあえず、旅程・行程・道程・ルート・詳細マップがこちら▼でございます。おねだんなんと
https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=zoe9rugGYX_0.kvl-1TVA5ITE
現地言語でググったりウィキペディア参照して幾らかは解決したものの出てこない所は出てこないものですな。

□Gustavo Santaolalla etc.
『The Motorcycle Diaries:
Original Motion Picture Soundtrack


(Amazon.co.jp)
 そして、再び映画に話戻し戻りまして音楽へと移りまして。
嬉しいことに音楽も南米指向で、ギターらってます。
作曲や演奏の多くはグスタボ・サンタオラージャ(グスターボ・サンタオラヤ)によるもので、ギターやロンロコの他、作中で登場するチャランゴといった民族・弦楽器の音色メインの映画音楽聴くことができる。バンドでデビューしたらしいんだけどロックやポップスのプロデュースからこうやって日本で公開されるクラスの映画音楽も手がけてるよう。アカデミー作曲賞を受賞してるってよ。ソロアルバムまで出してるようで、聴いてみたいーと思ったがAmazon見ると廃盤状態らしく在庫見つからず入手難しそうだ。このサントラもレンタル取扱店舗は少ないよう。
映画では他に「マンボ No.5」なども流れるのだけどサントラには「エル・マンボ」が収録。

そういった具合に音楽もなかなか良く、楽しめましたとさ