にゃっん ~ 有名なものづくりねこ
ものづくりねこ は、このせかいでも有名なものづくりねこだ。
ある日の午後、ものづくりねこ は弟子の でしねこ に問いた。
「ところで、君はどうして、ものづくりをしようと思ったんだ?」
「それは―、僕が死んでも僕の作ったものはこの世界に残るからです。」
でしねこ は誇らしげに答えた。
「歴史に名を残さなくても、生きた証を残したい」
ものづくりねこは、「そーかーそれは立派だが、
きみ自身が、きみの先祖の生きた証なんだよ。」
そう言われて、でしねこ は はっとした。
それを見て ものづくりねこ は微笑みながら、
「ふふ、君がきてくれて良かった。
残念なことに私には子供はいないが、
君が私をついでくれるだろう。」
でしねこ と ものづくりねこ はその日の夜、食事に少しの贅沢をした。
横になると不思議な気持ちになった。
何か胸の中で小さく決心して眠った。
そして、その後の人生を生きてみた。
かんがえねこ は考えていた。
生きる理由は―
まず、私たち生物が生きる理由というのはそれだろう。
それを絶やすのは―
そう考えたところで、かんがえねこは彼女からのお呼び出しをくらった。
恋と愛は別かも
と走り書きのメモをして。
地味で不思議な路地から駆け出した。
+
生きてるのはすてきなことだと思いますよ。
ある日の午後、ものづくりねこ は弟子の でしねこ に問いた。
「ところで、君はどうして、ものづくりをしようと思ったんだ?」
「それは―、僕が死んでも僕の作ったものはこの世界に残るからです。」
でしねこ は誇らしげに答えた。
「歴史に名を残さなくても、生きた証を残したい」
ものづくりねこは、「そーかーそれは立派だが、
きみ自身が、きみの先祖の生きた証なんだよ。」
そう言われて、でしねこ は はっとした。
それを見て ものづくりねこ は微笑みながら、
「ふふ、君がきてくれて良かった。
残念なことに私には子供はいないが、
君が私をついでくれるだろう。」
でしねこ と ものづくりねこ はその日の夜、食事に少しの贅沢をした。
横になると不思議な気持ちになった。
何か胸の中で小さく決心して眠った。
そして、その後の人生を生きてみた。
かんがえねこ は考えていた。
生きる理由は―
まず、私たち生物が生きる理由というのはそれだろう。
それを絶やすのは―
そう考えたところで、かんがえねこは彼女からのお呼び出しをくらった。
恋と愛は別かも
と走り書きのメモをして。
地味で不思議な路地から駆け出した。
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生きてるのはすてきなことだと思いますよ。