イサです。

 

6月3日は、新潟を飛び出して

 

【木炭飛行~其の二~】

バスクラリネット5本によるバスクラリネットのためのコンサート

 

へ行ってきました。

 

 

古川 邦彦・加藤 和宏・野沢 和弘・渡邊 一毅・池田 めぐみ (BCl)

 

 

新大久保にある、管楽器専門店ダク。

 

ちょうど「管楽器FAIR」も行われていて色んなアイテムがお得に。

 

というわけで、今回は早めに到着して

 

バスクラリネットのマウスピースやストラップを色々お試し。

 

ストラップは1年ほど前に壊れて

 

今は借りているモノだったので目当てのモノをすぐ購入…

 

マウスピースは予算の関係で今回はおあずけ。

 

新潟だと取り寄せの場合が多く、

 

気軽に試せないシロモノだったので

 

後ろ髪ひかれつつも、お試しできただけで相当ほくほくでした。

 

 

昨年も【木炭】のコンサートに行ったのですが

 

その時の席は控えめ?に前から2列目の真ん中。

 

今回は最前列の真ん中をゲット!

 

どんどん席は埋まり、満席になったところで開演。

 

 

テーマは「空」。

 

バスクラリネットは、音域がおよそ4オクターヴと非常に広く

太く、あたたかな音色が魅力。

 

 

その魅力を最大限にあらわしていた曲は

何といってもショパンの「雨だれ」。

 

20代後半になってこの曲の魅力に気づいた私、

 

ショパンの中でも相当お気に入りなのですが…

 

あぁ、なんて尊い音なんだろう!


ショパンが、最愛のひととの逃避行で訪れたまちで

 

うまれた曲。

 

 

低音楽器で、細い線をなめらかに描くって、なかなか難しいのです。

 

輪郭がボヤけたり、中身がなくなったり

 

先のまるいクレヨンみたいになりがち。

 

バスクラは「ppp(ピアニッシッシモ=きわめて小さな音)が出せる低音楽器」。

 

言い換えると、より繊細な音を出すのに適しているのです。

 

メチャクチャ難しいですけど…

 

みごとに計算された繊細な音で、

 

やさしくて、あたたかい雨と

 

つめたく、厳しさを感じる雨の対比が

 

とてもよく伝わり、

 

ショパンの見ていた風景が目に浮かび、涙が出そうになりました。。

 

 

第2部はプログラムに曲が載っておらず、

 

さまざまなジャンルをお楽しみください…と書いてあるだけなのですが

 

ゲーム、ジブリ、ロック、それぞれ「空」というテーマにちなんだ曲を演奏してくれました。

 


「イサのやりたい事って何?」ときかれると

まっさきに答えるのが

バスクラリネットアンサンブル。

 

いつか新潟でもやりたくて…

 

楽譜だけが、徐々に増えています(笑)

 

 

メンバーそれぞれ、高音やスラップタンギング、

 

どんなに吹いても疲れない、などなど

 

演奏において得意な事があるようなのですが

 

やはり、アンサンブルというのは

 

誰でもいいワケではなく

 

やるからには、それぞれの得意なコトを尊重したうえで

 

この人なら安心して任せることができる、


という説得力が欲しいところ。

 

 

 

 

それはどのジャンルでも一緒。

このヒトと一緒にやりたい

このヒトじゃないと成り立たない

そう思ってもらえる楽器吹きになりたいし、

 

そんなメンバーで演奏したいな、

 

と、思いました。

 

 

さて、木炭のコンサートラストは全員合奏。

 

なんと木炭メンバーと合わせて総勢30名のバスクラ吹きが

 

一斉に、銀河鉄道999を演奏。

 

私は、古川さんの近くで吹いていたのですが

 

楽器の響かせ方が全然違いました(当然ですけど…)。

 

バスクラもこれだけ吹いてもらえて本望だろうなぁ…

 

 

その古川さん、新潟で5月に開催されている

 

「ブラス☆ブラス☆ブラス」に

 

クラリネット奏者として来られていたんですね。


行ったコトなかったのでビックリ。


バスクラの可能性を常に追い求め、

確かな技術と表現力で感動を与えてくれる【木炭】。

バスクラ吹きでなくても楽しめます。

また来年も行けますように。