実績があるから自信ができるんではなくて、
自信があるからあとから実績がついてくる。
まだ自信がないから、
まずは実績をつけてから…
こんなふうに考えてしまう人って多いと思います。
会社の面接で「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたり、
自分でビジネスを始めるときには「自分の強み」について考えたりするでしょう。
そもそも、強みとか実績ってなんでしょう?
そんなに必要なものなのでしょうか??
まずはじめに、実績っていうのは、
「これまで自分がしてきたこと、残してきたこと」。
要は、過去の自分の足跡のようなものです。
そして大前提として、
実績は「必要条件ではない」ということです。
あったほうがいいけど、なくても別にかまわない。
それくらいのものだと思ってください。
じゃあ、なんでなくてもいいのか??
そこらへんについて考えていきましょう。
……
とはいってもそんなに難しいものではありません。
そもそも、どんな人でもはじめは実績なんてないですよね。
どんな偉い人でも、どんなすごいと言われている人でもそうです。
はじめから何かの実績がある人なんていない。
イチローしかり、エジソン、アインシュタイン、…
そうそうたる世界的に有名な人を並べて考えてみても、
はじめから実績があったわけじゃない。
それでも彼らははじめに信念があった。
信じているものがあったんだと思います。
高校に入りたてのイチローは監督にこう言っています。
「言ってくれればセンター返しならいつでもできます。」
実際にさせてみると30球のうち7割は芯をとらえてセンターに返したといいます。
ここで興味深いのは、イチローが監督にアピールするのに、
中学時代の実績を出さなかったということです。
監督にアピールするのなら、中学時代の実績を出せば早いですよね。
何よりわかりやすいですからね。
でもイチローは、自分がしてきたことではなく、
自分ができること、について話をしたんです。
過去ではなく、現在未来について話をしたんです。
もしかしたらそれは虚勢だったかもしれない。
それでもイチローは自信をもってアピールした。
だからこそ、監督も試してみる気になった。
そして彼は言葉に出してはそれを達成していく。
そのプロセスに人は惹かれるんだと思うんです。
その姿に自分を重ねて、人は惹かれるんだと思うんです。
アインシュタインやエジソンも、
僕らでは考えられないほどの失敗をしているはずなんです。
それでも彼らは失敗ととらえない。
一つ一つが新しいチャレンジだという。
その結果、相対性理論を導き出しましたし、
電球を発明したりしました。
そのプロセスの先に結果があっただけの話。
決して、電球や相対性理論がはじめにあったわけではないのです。
自分が東大に合格したいと思い、予備校に通うとします。
自分が受講したいと思う先生は、
東大出身の講師、
もう一人は「俺についてこれば大丈夫だ」と思わせてくれる人。
だと思うんです。
わかりやすさなどは大前提ですが、
自分についてこれば合格できる力を身につけさせたやる、
そんな信念と情熱をもって講義する姿に生徒は惹かれるのだと思います。
(その意味で、予備校はある種のキャラクタービジネスであったりもするんですが)
そしてそのプロセスに惹かれて、自ら進んで参加するようになる。
そこに東大に合格しているかどうかなんて関係ないんです。
自信もはじめはブラフでいいと思うんです。
ブラフとは、ポーカーなどで、
自分の手の内が強そうに見せることを言うのですが、
要は、虚勢のことです。
虚勢というとうそっぱちか、と思われそうですが、それは違う。
ポーカーをするなら、
平然とした顔で自分の持ち札が強そうに見せなければ勝てません。
イケイケな自信ではなく、内からにじみ出るような自信。
それをさらっと見せること。滲みださせること。
それがあるからこそ、ポーカーというギリギリの心理戦で勝つことができるわけです。
実際に強いかどうかわからない。
持ち手が強くなければやっぱり負けるかもしれない。
でも勝つ可能性を少しでも上げるためには、
「強そうに見せる」必要があるということなんです。
そもそも自信なさそうな人についていこうって人はいないですよね。
実績あるけど自信なさそうなAさん
実績はまだないけど自信はあるBさん
どちらについてくかといえばBさんだと思うんです。
そしてもう一つ。
実績=自分がしてきたこと。はこれからいくらでも積み重ねていけるんです。
だからこそ、自信が初めにあるほうがいいんです。
それはブラフでもいい。
「まだ実績はないけど、まぁちゃんと実績出すから見ててよ。」
これくらいの気持ちでいる方が人は集まってきますし、
結果的に実績もついてきやすいものなんです。
実績がないよりはあったほうがいいのは間違いありません。
しかし、実績はあくまで過去のモノ。今のあなたではないのです。
今までのあなたがこれからどんなプロセスを見せていくか、
その「プロセス」にこそ人は集まってくるものなんです。
だから初めはブラフでいい。
僕はこれからこういうことをしてくから見ててよ。
そんなメッセージを常に発していきましょう。
「こうなったらいいな」じゃない。
「こうなっていくから」と言い切っちゃえばいい。
そうすると、何かぎこちないながらも小さな実績ができてくる。
それを繰り返すことで、本物の自信ができてくるんだと思います。