小3のころからなぜだか
おばあちゃんと暮らしてた
実家の隣だったけど
おばあちゃんと暮らしてた
毎日お手伝いをして
五目並べもした
でも、トイレ掃除だけ苦手な私に
おばあちゃんがこう言った
*トイレにはそれはそれはきれいな女神さまがいるんやで
だから毎日きれいにしたら
女神さまみたいにべっぴんさんになれるんやで
その日から私はトイレをピカピカにし始めた
べっぴんさんに絶対なりたくて
舞にい磨いてた
買い物に出かけた時には
2人で鴨なんば食べた
新喜劇録画し損ねたおばあちゃんを
泣いて責めたりもした
*
少し大人になった私は
おばあちゃんとぶつかった
家族ともうまくやれなくて
居場所がなくなった
休みの日も家に帰らず
彼氏と遊んだりもした
五目並べも鴨なんばも
2人の間から消えてった
どうしてだろう?
人は人を傷づけ、大切なものをなくしていく
いつも味方をしてくれてた
おばあちゃん残して
1りきり家離れた
上京して2年が過ぎて
おばあちゃんが入院した
やせて細くなってしまった
おばあちゃんに会いに行った
「おばあちゃん、ただいまー!」って
昔みたいに行ってみたけど
ちょっと話しただけだったのに
「もう帰りー。」って
病室を出された
次の日の朝
おばあちゃんは静かに眠りについた
まるで まるで
私が来るのを待っていてくれたように
ちゃんと育ててくれたのに
恩返しもしてないのに
良い孫じゃなかったのに
こんな私を待っててくれたんやね
トイレにはそれはそれはきれいな女神さまがいるんやで
おばあちゃんがくれた言葉は
今日の私をべっぴんさんにしてくれてるかな
*
気立ての良いお嫁さんになるのが夢だった私は
今日もせっせと、
トイレをピカピカにする
おばあちゃん
おばあちゃん
ありがとう。。。。。
おばあちゃん
ホンマに
ありがとぅ。。。。。。。。。





よろしく!




