ポケモンLOST
〝バカばっかり″
「まあなにはともあれキング昇格おめでとな!カイキ!」
「あぁ。今にお前も抜いてやる!」
『む―――――!!』
二人の間には火花が飛び散っていた。
「えっと、キングって何だ?ミヅキ。」
「うーーんと、ね。ギルドには個人個人にランクがあって、キングとクイーンはその中でも二番目に高いランクなんだ。毎年1人ずつしか出ないしね。」
「なるほど。で、団長であるシリュウさんがお祝いに来たわけだ。」おれが納得していると、背後からクイーンが現れ、
「前半はあってるけど後半は違うかな―」
『えっ?』おれたちは二人揃って間抜けな声を出す。
「私たちとしてはあんまりあの二人にあってほしくないの。あの二人が会うと必ず・・・・」クイーンが言い終わらないうちに、さっきのはかいこうせんよりもでかい爆音が響く。
「相変わらずの石頭が!」
「そっちは馬鹿力だな!」よく見るといきなりシリュウがカイキの頭を殴りつけ、それをカイキは何食わぬ顔で受け止めたいた。
「ね。」クイーンがあきれた表情で言った。
『はい。』おれたちもうなずく。二人のけんか(?)を仲裁したのはルネだった。
「はいはい。君たちは会うたびこれなんだから。戦いたければ地下の闘技場へ。もともと君たちのために作ったようなもんなんだから。」そう言ってルネは地下へと続くトビラをあけた。
・・・・
闘技場は丸く作られた広いステージを、観客席が囲っているというシンプルな作りだった。
「能力使うのなしな。俺疲れっし。」シリュウが言うと、
「いや、俺切ることできねーんだけど。」カイキが返す。
「じゃ極力使うな。いくぞ!!」
「二人の戦いよく見てなさい。」ルネがフレアたちに言う。
先手を取ったのはカイキだった。
「かえんぐるま!!」しかしそれはあっさりとよけられ、カイキは壁に激突した。そこへシリュウが飛んで行き、メタルクローを放った。命中。しかし相性的にそこまでダメージはないようで、カイキはすぐに立ちあがると、すてみタックルを放った。シリュウは反対側の壁まで吹き飛ばされた。
「強くなったな―前まではあんな可愛かったのによ。」シリュウがげらげらと笑う。まだ余裕のようだ。
「そっちこそサボってたんじゃないか?動きが鈍いぞ。」カイキも負けじと返す。
「ならこれならどうだ?ロックオン!」シリュウがカイキに狙いを定める。次の瞬間大地が割れた。これはよけられるはずがない。と、砂煙の中から、カイキが出てきた。ダメージなど微塵も負ってないようだ。
「お前能力使ったろ。」よく見ると、カイキの目が青色に光ったいた。
「言ったろ?切れないって。」
「あぁ。ならこっちも使うよ。」
「は?」カイキの顔に、焦りの色が見え始めた。
「あー、皆。厳重注意。でかいのくるよ。」今度はシリュウの目が青く光った。
「屁でも喰らいな。ギガインパクト!!」爆発音が鳴り響き、砂煙がはらわれると、シリュウ目の前の観客席は、跡形もなく消え、ごつごつとした岩肌がのぞいていた。カイキはギリギリよけたようだ。
「さ、続けるか。」シリュウがそう言うと、二人の頭が勝ち割れんばかりにぶつかった。観客席では、たった今[まもる]を解いたルネがため息をついて、
「馬鹿ばっか・・。」と、つぶやいていた。
続く
初めてのバトルシーン!いやー、うまくできてるといいんですが。次回更新は金曜日(いつも守れてない。)乞うご期待!