キャブレター オーバーホール! | BIKE-STATION WEST

キャブレター オーバーホール!

 

SUZUKI ボルティーのキャブ修理

 

久々にボルティー入りました!

 

毎日通勤で乗っていたら、ついつい見落としがちなキャブレター。

 

タンク内のサビや長期間の放置がなければ詰まる事はないと思われるキャブの中ですが

ガソリンの異臭や不燃焼気味という事でキャブのオーバーホール時期がやってきたボルティーです!(^^ゞ

 

まずはタンクを外してエンジンが見えやすい形にします。

 

キャブからエンジンへ繋ぐインシュレーター(インテークマニホールド)。

エンジンの鼓動と共に脈のようにドクドクと動いているので、

経年劣化で隙間やひび割れを起こし二次エアー(横から)も吸い込みやすいので

キャブのオーバーホールをする時は同時交換がおすすめです。

 

※二次エアー点検方法では、エンジンを掛けた状態で横からパーツクリーナーを吹きかけます。

すると、アイドリングが異様に上がるか、エンジンが止まる現象が起きます。

何も起きなければ二次エアーの問題はないかと思われます。

 

こちらがエアクリーナー側のキャブの口です。

すでに汚れが目立ってます。

もちろんエアクリーナーエレメントも同時交換!

 

フロートチャンバー室内のジェット類は長年の蓄積した汚れが溜まっています。

真ん中部分から燃料を吸い上げるのですが、半分ほど穴が塞がった状態となってます。

 

ホントは色が真鍮のゴールドなんです。

 

ガソリンが溜まるフロートチャンバー。変色しているのが分かります。

ここはグレーなのですが茶色に染まってます。

 

キャブレター内部の部品はとてもデリケートなので、

できれば年数が経った車両では新しい部品に替えた方がいいですね。

 

・メインジェット

・スロージェット

・フロート

・フロートバルブ

・バルブシート Oリング(ASSY)

・フロートチャンバーガスケット

・パイロットスクリュー(必要に応じて)

※ダイアフラム点検

※油面調整/点検


 

また燃料オーバーフローの原因としてはジェットの詰りだけではなく、

内部のOリングやシール類も経年劣化で

燃料の吐出量が いつの間にか変わってしまっている事もよくあるので

結果的にエンジンの不調に繋がってしまいます。

 

今回のボルティーは無事オーバーホールが完了し

エンジン一発始動となりました!

 

チョークもよく効いているようです♪ (^_^)/