久しぶりの投稿 オーストラリア軍最新被服 Crossfire AMCU GPジャケット レビュー | 小生記

小生記

その辺どこにでも居そうな小僧のブログ

お久しぶりです!!! 

 

久しぶりの投稿になります。およそ一ヶ月サボってたお休みしてたわけですが別に飽きたとかそういう理由じゃないですよ(冷や汗)

 

迫り来る様々な課題や作業をこなしていたらいつのまにかこんなに期間があいてしまいました・・・

 

これからまた駄文を書き連ねますのでよろしくお願いします・・・

 

復帰1発目はこいつのレビューをば。

 

AMCU GP ジャケット

 

暇暇にフリマサイトを見ていたら偶然見付けた一品。出品していたのは普通の古着屋さん?で送料込みで8k強でした!

eBayだとライナー(フリース)付きで15k~38kで売買されてる上に球数が少ないので出品されているのをみてびっくりしました(^_^;

もちろん即購入。やったぜ。

 

古着屋さんってウッドランドは分かるんでしょうけどマルチカムは知っている人は少ないので亜種のオーストラリアンマルチカムだとは

気づかずに安値で売っていた感じです。

 

1.AMCUとは

(引用:オーストラリア国防省公式HP)

 

AMCUというのは1980年代後半から使われてたDPCUの更新として採用されていて、

上のような被服体系が取り入れられていて兵員に支給されているようです。

AMCUのAMCは Australia Multicam Camouflage の略で、Multicamの名前があるように皆さん大好きCryeが一枚噛んでいます。

 

元々オーストラリアがアフガニスタンに派兵する際に、DPCUをパターンはそのままで配色を砂漠向けに変えたDPDUを支給しましたが

(注:DPDUは別にアフガン派兵用に開発したわけではなく、もともと開発してたらしい)それと並行して

従来のマルチカム生地の被服を国内で生産して特殊部隊などに支給してました。この国内で生産するライセンスを得るためにオーストラリアはCryeに470万米ドル(ほぼ5億円)を支払い、それに追加でマルチカムをベースにオーストラリアの植生に合わせた迷彩を

デザインするために310万米ドルをCryeにぼったくられた支払い、AMP(C)はデザインされたというわけです。

マルチカムをそのまま採用しても大抵の植生でマッチしそうなものですが新しく迷彩をデザインさせたところに

オーストラリアのこだわりを感じます。守るべき国土の気候が熱帯から砂漠まで幅広く存在しているという

オーストラリアの事情も影響してそうです。

(引用:http://www.travelvision.co.jp/schoolaustralia/

 

砂漠だとMulticam Arid、熱帯雨林だとMulticam Tropicが適合ですがAMPはかけ離れた気候でも両立出来そうな色合いをしているあたり、オーストラリア専用と言えるかも知れませんね。

 

2.本題

 前置きが長くなってしまいましたが本題のレビューに移りたいと思います。

CROSSFIRE GP JACKET AMCU

CrossFire AustraliaのGeneral Purpose Jacketです。

単色の製品もあるようです。

(引用:https://crossfire.com.au/

 

まず全体。

迷彩は前述のAMPです。

前の開閉はボタンとファスナーの二重構造になっています。

ファスナーは信頼と安心のYKK製です。サイズは#5だと思います。

ポケットは左右に上下二個ずつ付いていて、64式弾納と比較するとこんな感じ。

結構大きいです。これもボタン仕様になっています。

ポケットの側面部にはファスナーが付いていて、こちらからもアクセス出来るのかと思えば違いました。

ハンドウォーマーなのでしょうか?フリース生地が縫われています。もちろんポケットとしても利用できそうです。

フリース生地の奥の方には、腰回りを調節するドローコードロックがありました。

上部の小ポケット。タバコや手帳などが収納できそうです。

左右の肩に取り付けられたポケット。

こちらはサイドジッパー仕様で物が取り出しやすいよう設計されています。

袖は防風のためか二重になっています。

腰回りだけでなく裾にもドローコードで調節出来るようになっています。手が込んでいますね。

実はジッパーは二重に取り付けられていて、

こんな感じでライナー(フリース)と接続して防寒着として使えるようになっています。

ライナーは官給品が別個にありますが、同サイズのコイルファスナーの物なら取り付け可能です。

米海軍のNWUゴアテックスジャケットと似たような構造ですね。写真はありませんが脇の部分にファスナーがあり、

換気できるようになっています。

フード。首元はドローコードで調節可能、頭頂部も画像のようにベルクロで調節可能です。

タグはこんな感じ。予算年度ではなく生産された年と月(この製品だと2016年の10月製造)が記載されています。

生産はまさかのベトナム。官給品ですが国外で製造しているみたいです。

官給品を示すブロードアローが記載されているあたり英連邦を感じます笑

未使用で放出?されたのかタグに氏名などの記載はありません。

生地はEPICの撥水生地みたいです。米軍のECWCS L7の初期版やPCU L5などでも使われていましたが

オーストラリア陸軍は全軍に支給するのでしょうか。

 

3.感想

以上がレビューとなります。感想としては、生地や縫製、機能性などがかなり考えられていると感じました。一言で言うと豪華です。

29,511人の現役兵士と18,738人の予備役で構成されているオーストラリア陸軍の一般歩兵用の被服と考えるとなおさら豪華なものといえると思います。このGPジャケットに限らず、Wet Weather JacketはメンブレンがPTFE/PUの材質の物で、材質だけでいうとゴアテックスと同じもの(注:ゴアテックスタグはないので厳密にはゴアテックスではないと思われる)ですし、通常の迷彩服も従来のフィールドシャツ&トラウザー(自衛隊の迷彩服みたいなやつ)に加えてコンバットパンツ&コンバットシャツを支給するなど高品質で近代的な装備になっています。

なぜこんなに高品質なものを支給できるのか考えてみると、理由として

1.そもそも支給対象の人員が2万人強と少ない(陸上自衛隊は定員15万人)

 

2.製造を完全国産ではなくコストのかかる雨具などは中国やベトナムなどで製造する(一般の迷彩服は国産)

(自衛隊はほぼ全ての個人装備が国産)

 

の上記2点が考えられます。GPジャケットはベトナム製、Wet Weather Jacketは中国製のものが確認できました。

 

自衛隊の装備品についても、コストの高さから海外で生産するのは如何という議論があったりします。

たしかに中国や東南アジアで作ればコスパのいい装備が出来るのはほぼ間違いないでしょう。

 

ですが本当にそれでいいのか?

国家の守りの要を一部とは言え他国に預ける判断が正しいのか、対中関係の雲行きが怪しいオーストラリアに私は注目しています。