’15年全日本スーパーモト選手権九州大会出場します。 | 36salu(高橋 大)オフィシャルブログ・おさるな惑星?

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モタードレーサー36saluこと、高橋 大(たかはし ひろし)のブログです!!基本的にバイク以外の話が多かったりします(^▽^;)みんなが楽しめるブログを目指しますので、よろしくお願いいたします!!

またまた前回のブログ更新から間が空いてしまいました(-。-;)



タイトルの通り、約3年ぶりに全日本スーパーモト選手権の第2戦、HSR九州にスポット参戦してみようと思い、エントリーをしました。




本日、あれから3年ぶりに、自分のKTM250SX-Fで、ターマック(アスファルト区間)の練習をしてきました。



久しぶりに乗った結果は、なんとも不甲斐ないものでした。



CRFによるオフロードの練習





前回出場したレースは、2012年9月に、今回と同じHSR九州本コースで行われた全日本スーパーモタード九州大会(昨年まではスーパーモタードと言う名称でした)で、それを最後に、全くバイクに乗らない日々が続いていました。



それからずいぶん月日が経ち、ひょんなことから、昨年の11月、久しぶりにCRF250Rで、佐賀大和にあるモトクロスコースに行きました。


行って見ると体力・テクニック共にあまりにも衰えてて驚きました。


特に体力の方は致命的で、たった2~3周走っただけで心臓がバクバク言って、急な心拍数の増大に身体が耐えられず、目に火花がバチバチ飛び、一度走ったら一時間以上休憩せねばならない状態でした。



あれから半年練習を続けました





これはあかんと思い、体力づくりのため休みの度にCRFでオフロードコースに行くようになりました。


またアメリカンジムという、ウェイトトレーニング専門のジムにも通うようになりました。



半年続けた結果、苦手だったオフロードが最近は楽しくなり、毎週末モトクロスコースに行く事が楽しみになりました。



モトクロスパーク古賀CRF205R



中でも、一番行くのはモトクロスパーク古賀で、仲良く話せる人も増え、楽しんでいます。



楽しんでいるからか、随分とスキルも上がってきて、以前は自分が遅すぎて、誰にもついていけなかったのですが、この頃は、ついていける人も増えてきました。



体力の方も、だいぶ上がってきたと思います。



久しぶりのオンロード





そんな感じで、ほぼ毎週モトクロスコースで、オフロードの練習をしているので、オンロード久しぶりとは言え、上手く走れるだろうと思っていました。




が、いざ、コースに近づくと、不安もでかくなり



「アスファルトの上は転んだら痛いぞー」



「そういや前回、久しぶりにオンロード走ったとき、フロントタイヤの滑りに身体がうまく反応しなくなってって、思いっきり転んだっけ。



今回も同じことになりはしないか」



と考えるようになりました。


そうこうしているうちに、本当にビビったままコースに着いてしまいました。


KTM250SX-F HSRドリームコースにて

コースインしてみたものの




そんなビビった状態でコースインし、
いざ走ってみたら、体中が硬直しててうまく走れない( ̄_ ̄ i)




「こんなはずじゃない」


と気ばかり焦っている状態。



恐怖心ばかりが先立って、全然乗れてねぇかお




自分はもともと、減速Gを旋回Gに素早く変換してコーナーリングするのが得意でしたが、その自分の良さが全く無くなっています。



つまり、減速時にフロントタイヤに溜まったエネルギーを、コーナーリングのために素早くスムーズに曲がるためのエネルギーへ変えて、バイクの倒しこみをスパッとやって、クルッと向きを変えて曲がるのが得意だったのに、それが全くできず、減速・旋回・加速が全部バラバラで、全くスムーズではありませんでした。



ここで、ほんの少し、減速Gと旋回(コーナリング)Gの関係について書くと、理論的には、減速GとコーナリングGは反比例の関係にあります。



減速Gが大きい時に、コーナリングGを増やすとフロントタイヤがグリップを失い、いとも簡単に転んでしまう。



同様にコーナリングGが大きい時に減速Gを上げることは出来ないといった関係です。




簡単に言えば、思いっきりブレーキをかけている時にバイクを曲げようとして寝かすと、フロントタイヤが荷重オーバーでスリップして転びます。



また深くバイクをバンクして曲がっている時に思いっきりブレーキを掛けると転ぶと言う事です。



減速Gを一旦逃がしてしまってから旋回時に必要なGを作り出すのは、恐ろしくロスが大きいので、減速Gを減少させていくと同時に、旋回Gを増やします。



今回はそれが全く出来ませんでした。



体力切れ、そして転倒





自分の特徴として、深いバンク角と言うのがあるのですが、深くバイクを寝かして曲がると、足が路面に擦れて邪魔になるので、イン側の足を上げたまま走らざるを得ないのですが、オンロードが久しぶりすぎて、重いブーツを装着した足を何度も何度も上げる体力が切れてしまいました。




足を上げたいと思っても、上手く足が上げれなくなり、やむを得ず、乗り方を色々変えて、足を上げなくても良いライディングを模索しました。



体力がないから、つじつまを合わせてごまかして走る。



そんな都合の良いライディングがあるはずもなく、変な乗り方で曲がっている最中に、フロントタイヤが荷重オーバーで滑り出し、滑り始めたの分かっていながら、身体が反応せず、スリップダウンをしてしまいました。



滑り始めから転ぶまで、ずいぶん時間の猶予があったにも関わらず、身体が反応しませんでした。


お気に入りのアルパインスターのグローブが破れましたヽ(;´ω`)ノ



まぁ、自分の手のひらまではやぶれなかったので、よしとしましょう。




その後は始終ペースがあげられず、本当に情けない一日でした。




事実は一つ解釈は無数





事実は一つ解釈は無数という言葉は、青木仁志先生の言葉です。



一つの事実に対して、どんな解釈を選ぶかで、その人の人生が決まると言う事だそうです。



今日うまく走れなかったのは事実です。



レースまであと三週間というのも事実です。



これらをどう解釈するか。



うまく走れず、悔しくて、不安でどうしようもありませんが、三週間前のこの時期に、自分のショボさが発覚して良かったと解釈することにします。



だって、前日練習の時に自分のショボさに気づいても、一日ではどうしようも出来ないですからね(^▽^;)



もう三週間しかないのにと思うよりは、まだ三週間あると考え、本番に備え、明日から出来ることを計画的に上手くやって行きます。



自分は経営者でもあるので、レースにかまけてしまわないように、経営の方も効果的に戦略を立ててやっていかねば。



長々となりましたが、3年ぶりのレース、良い走りが出来るように頑張りますので、応援よろしくお願い致します。