タイトルの通り、約3年ぶりに全日本スーパーモト選手権の第2戦、HSR九州にスポット参戦してみようと思い、エントリーをしました。
本日、あれから3年ぶりに、自分のKTM250SX-Fで、ターマック(アスファルト区間)の練習をしてきました。
久しぶりに乗った結果は、なんとも不甲斐ないものでした。
CRFによるオフロードの練習
前回出場したレースは、2012年9月に、今回と同じHSR九州本コースで行われた全日本スーパーモタード九州大会(昨年まではスーパーモタードと言う名称でした)で、それを最後に、全くバイクに乗らない日々が続いていました。
それからずいぶん月日が経ち、ひょんなことから、昨年の11月、久しぶりにCRF250Rで、佐賀大和にあるモトクロスコースに行きました。
行って見ると体力・テクニック共にあまりにも衰えてて驚きました。
特に体力の方は致命的で、たった2~3周走っただけで心臓がバクバク言って、急な心拍数の増大に身体が耐えられず、目に火花がバチバチ飛び、一度走ったら一時間以上休憩せねばならない状態でした。
あれから半年練習を続けました
これはあかんと思い、体力づくりのため休みの度にCRFでオフロードコースに行くようになりました。
またアメリカンジムという、ウェイトトレーニング専門のジムにも通うようになりました。
半年続けた結果、苦手だったオフロードが最近は楽しくなり、毎週末モトクロスコースに行く事が楽しみになりました。
中でも、一番行くのはモトクロスパーク古賀で、仲良く話せる人も増え、楽しんでいます。
楽しんでいるからか、随分とスキルも上がってきて、以前は自分が遅すぎて、誰にもついていけなかったのですが、この頃は、ついていける人も増えてきました。
体力の方も、だいぶ上がってきたと思います。
久しぶりのオンロード
そんな感じで、ほぼ毎週モトクロスコースで、オフロードの練習をしているので、オンロード久しぶりとは言え、上手く走れるだろうと思っていました。
が、いざ、コースに近づくと、不安もでかくなり
「アスファルトの上は転んだら痛いぞー」
「そういや前回、久しぶりにオンロード走ったとき、フロントタイヤの滑りに身体がうまく反応しなくなってって、思いっきり転んだっけ。
今回も同じことになりはしないか」
と考えるようになりました。
そうこうしているうちに、本当にビビったままコースに着いてしまいました。
コースインしてみたものの
そんなビビった状態でコースインし、
いざ走ってみたら、体中が硬直しててうまく走れない( ̄_ ̄ i)
「こんなはずじゃない」
と気ばかり焦っている状態。
恐怖心ばかりが先立って、全然乗れてねぇ
自分はもともと、減速Gを旋回Gに素早く変換してコーナーリングするのが得意でしたが、その自分の良さが全く無くなっています。
つまり、減速時にフロントタイヤに溜まったエネルギーを、コーナーリングのために素早くスムーズに曲がるためのエネルギーへ変えて、バイクの倒しこみをスパッとやって、クルッと向きを変えて曲がるのが得意だったのに、それが全くできず、減速・旋回・加速が全部バラバラで、全くスムーズではありませんでした。
ここで、ほんの少し、減速Gと旋回(コーナリング)Gの関係について書くと、理論的には、減速GとコーナリングGは反比例の関係にあります。
減速Gが大きい時に、コーナリングGを増やすとフロントタイヤがグリップを失い、いとも簡単に転んでしまう。
同様にコーナリングGが大きい時に減速Gを上げることは出来ないといった関係です。
簡単に言えば、思いっきりブレーキをかけている時にバイクを曲げようとして寝かすと、フロントタイヤが荷重オーバーでスリップして転びます。
また深くバイクをバンクして曲がっている時に思いっきりブレーキを掛けると転ぶと言う事です。
減速Gを一旦逃がしてしまってから旋回時に必要なGを作り出すのは、恐ろしくロスが大きいので、減速Gを減少させていくと同時に、旋回Gを増やします。
今回はそれが全く出来ませんでした。
体力切れ、そして転倒
自分の特徴として、深いバンク角と言うのがあるのですが、深くバイクを寝かして曲がると、足が路面に擦れて邪魔になるので、イン側の足を上げたまま走らざるを得ないのですが、オンロードが久しぶりすぎて、重いブーツを装着した足を何度も何度も上げる体力が切れてしまいました。
足を上げたいと思っても、上手く足が上げれなくなり、やむを得ず、乗り方を色々変えて、足を上げなくても良いライディングを模索しました。
体力がないから、つじつまを合わせてごまかして走る。
そんな都合の良いライディングがあるはずもなく、変な乗り方で曲がっている最中に、フロントタイヤが荷重オーバーで滑り出し、滑り始めたの分かっていながら、身体が反応せず、スリップダウンをしてしまいました。
滑り始めから転ぶまで、ずいぶん時間の猶予があったにも関わらず、身体が反応しませんでした。
お気に入りのアルパインスターのグローブが破れましたヽ(;´ω`)ノ
まぁ、自分の手のひらまではやぶれなかったので、よしとしましょう。
その後は始終ペースがあげられず、本当に情けない一日でした。
事実は一つ解釈は無数
事実は一つ解釈は無数という言葉は、青木仁志先生の言葉です。
一つの事実に対して、どんな解釈を選ぶかで、その人の人生が決まると言う事だそうです。
今日うまく走れなかったのは事実です。
レースまであと三週間というのも事実です。
これらをどう解釈するか。
うまく走れず、悔しくて、不安でどうしようもありませんが、三週間前のこの時期に、自分のショボさが発覚して良かったと解釈することにします。
だって、前日練習の時に自分のショボさに気づいても、一日ではどうしようも出来ないですからね(^▽^;)
もう三週間しかないのにと思うよりは、まだ三週間あると考え、本番に備え、明日から出来ることを計画的に上手くやって行きます。
自分は経営者でもあるので、レースにかまけてしまわないように、経営の方も効果的に戦略を立ててやっていかねば。
長々となりましたが、3年ぶりのレース、良い走りが出来るように頑張りますので、応援よろしくお願い致します。