カリフォルニア試飲会 '24 春 | ワイン吟遊詩人 BRUT SAUVAGE

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ある時はソムリエ、またある時は実業家(笑)、またまたある時は風来坊

二月の異常な小春日和、カリフォルニアの試飲会に行ってきました。この会はいつも赤を集中して試飲してから白に行きます。

ハーランの系譜ザ・マスコットが初めて飲めました。力強くも繊細ないいワインなのですが、ハーランやボンド・シリーズを知っているとやはり物足りない。

今回はルシアのピノ・ノワールがとっても良かった。多分他のピノ・ノワールよりも温度設定がしっかりしていたせいもあるだろう。すこしひんやりとした温度だと、ボディが引き締まりスタイリッシュ。果実もヴィヴィッドになる。美人オーナー夫人のホスピタリティのせいもあるかな。

注目すべき自然派のクルーズ。おもしろいのだけど、好みかといえばそうでもない。むしろ躍進中の Bread & Butter のような思いっきり媚びるタイプのほうが微笑ましいかも。

出遅れたせいもあって、白はあまり飲めなかった。全般的に赤は昔よりかなりスタイリッシュになった。アメリカン・オーク使用の減少、ワイナリー廻りの植生環境整備、高標高立地の活用・・・クラシックなワイナリーすら小綺麗になってきている。昔ながらのも好きなんだけど、それを見つけるのも困難となった。

大盛況でしたよ。