二月の異常な小春日和、カリフォルニアの試飲会に行ってきました。この会はいつも赤を集中して試飲してから白に行きます。
ハーランの系譜ザ・マスコットが初めて飲めました。力強くも繊細ないいワインなのですが、ハーランやボンド・シリーズを知っているとやはり物足りない。
今回はルシアのピノ・ノワールがとっても良かった。多分他のピノ・ノワールよりも温度設定がしっかりしていたせいもあるだろう。すこしひんやりとした温度だと、ボディが引き締まりスタイリッシュ。果実もヴィヴィッドになる。美人オーナー夫人のホスピタリティのせいもあるかな。
注目すべき自然派のクルーズ。おもしろいのだけど、好みかといえばそうでもない。むしろ躍進中の Bread & Butter のような思いっきり媚びるタイプのほうが微笑ましいかも。
出遅れたせいもあって、白はあまり飲めなかった。全般的に赤は昔よりかなりスタイリッシュになった。アメリカン・オーク使用の減少、ワイナリー廻りの植生環境整備、高標高立地の活用・・・クラシックなワイナリーすら小綺麗になってきている。昔ながらのも好きなんだけど、それを見つけるのも困難となった。
大盛況でしたよ。