汎用エティケットでこの書体は珍しい、先代レシュノーのワイン。粗いタンニンが難しいヴィンテージ '88 だが、ここに来てやっと納得の熟成が得られるようになったか。それともこのワインだからか。クラシックで滋味深い。
'78 。素晴らしいヴィンテージというものは無敵だ。七難隠すと言っていい。十分な熟成でバランスは至極いいし、ニュアンスも豊か、なおかつまだ先が望める果実味がある状態だ。よりエシェゾーらしくなるにはまだ時間が必要。
問題のギィ・アカ以前のヴィンテージ '74 。繊細な年ながらクラシックな良さがしっとりとある。やや線が細いが懐古的で美味い。
その他 '76 のゴヌーのリュジアンも。これまた素晴らしい熟成だった。多産で良質なヴィンテージだったから見つけやすいかもしれない。
今回は枯れ過ぎていないキレイなワインが多かったな。どれも沁み入る旨味があった。