続いては
歌手の皆さんがご登場です
ストラヴィンスキー「プルチネルラ」
華やかな序曲の後
オーボエの独奏で始まる
セレナータ
ここでテノールの鈴木準さんが
静かに舞台の左から登場
《画像お借りしました。鈴木準さんプロフより》
凄い!息継ぎなく、
ず~~~~~~~~~~~~~~~~~っと
伸びやかに声をビブラートさせ続けている。
しんどさなんて微塵も感じられず
見ていて心地よくなるほど!
「子羊が牧草を食べてる~♬」
そこからおどけた曲調が
オーボエの旋律ではじまります・・・
そして
ソプラノ
日本を代表するディーヴァ
森麻季さんが
舞台右手から登場
海外の方とご一緒しても
まったく違和感のない華やかさ✨
「苦しめられてもそれを甘んじて~♬」
なんという華やかな美しい女性✨
胸元のダイアモンドが煌びやかに輝き
ブレスレットも輝き、
さらに、美しい声を響かせている✨
神々しい~✨
3拍子のめまぐるしい音楽からの
2拍子へ
ホルンとトランペットに導かれ
バリトンの加來徹さんが舞台左手から
少し笑みをたたえながら登場
加來さんの歌う「海の声」もダンディバリトンで素敵ですね!
深い呼吸から生まれる表現力に加え
息の長いフレーズのビブラート
七変化の表情と彩る感情表現に
魅了されました~
よく
指揮者によって演奏が変わると
言いますが
これは「指揮棒の振り方がうまい」とか
「テンポがいい」という意味ではなく
個人的解釈で
むちゃくちゃ恐縮のみぎりですが
鈴木さんが
総合監督として
楽団員の皆さんと
音楽の解釈の
意見交換を積極的に重ねられて
できあがった音作り
楽団員の皆さんの中に
一つ一つの曲の世界観がきちんと
落とし込めているから
こんなに
素晴らしい演奏が
聴けたのかなあ~と。
《 音楽に詳しい方にお尋ねしたい 》
人を率いる。ではなくて
人が信頼してついてくる
鈴木優人さんはそんな指揮者さん
なんだろうな~と感じました。
楽団の皆さまは全員
プロフェッショナルな方。
そんな有能な皆さんを束ねるって
すごく大変なこと。
相手をリスペクトしているからこそ
相手から信頼を得ているのだと
個人的解釈で恐縮ですが
そう思いました
鈴木さんはバッハ界のサラブレッドと
いわれるほど凄い方!
なのに、
みなさんとの共創
コ・クリエーション
そんな言葉が聞こえてきそうなくらい
教養の深い方、
品格のある方という印象を受けました。
今回は正面から
鈴木さんが
指揮棒を振り奏でる
後ろ姿を見せて頂きましたが、
演奏者の方を取り囲む
アリーナシアター形式の
シンフォニーホール!
次は、背後のお席に座り
鈴木さんの指揮者姿を
正面で楽しませて頂きたい~!と
おもいます
不眠症の伯爵の依頼を受けて完成した
鈴木さんの奏でるオルガンの音色に
思わずうとうとしはじめてしまいますよ
本当に心地良い音色です
19時にスタートし終了は22時
人生の経験を積み重ねられてきた方が
多く見受けられた
関西フィルハーモニーの楽団の皆様
長時間通しで演奏され続け
体力、集中力、精神力の高さに
心から尊敬の念を頂きました
そう!
鈴木さんが楽団員の方をパートごとに
ご紹介くださるシーンで
椅子に腰掛けている
楽団員の方が拍手する時
両手が塞がっていて
拍手ができません
すると!
足踏みしながら、バイオリンの弓を
上につきあげはじめた
これは、初めて目の当たりにしました !
昔、シャイに反応する
日本人の静かな対応に
来日した演奏家が戸惑った話を
聞いたことがありますが、
素晴らしいものをみて興奮する感動を
相手に伝える表現力
とっても素敵!
全身全霊こめて表現力豊かに
ねぎらいあう光景は
まさにインターナショナル!
心に栄養がたっぷり与えられて
しあわせなひととき
鈴木優人さん率いる
関西フィルハーモニーの演奏会
今回は誘ってもらいましたが
次回は自ら行きたい!と
思うほど虜になっちゃいました
素敵な秋の夜を有り難うございました。
秋は
芸術鑑賞にひたりたいと
思います
足を運んで頂いた皆様
ありがとうございます!
明日からも皆様に素敵な日々が
訪れますように!