キンタロウ。たった今、ワンブロック先から縄張りを越えキンタロウが姿を現しました。縄張りを越えるということはかなりの危険を犯しての行動です。黙ってコチラを見つめるキンタロウ。辛そうな呼吸音。もう少し慣れていれば助けてあげられたのかもしれません。でも本当は奢った考えです。こんな小さな命を前に私は無力だ。他の猫たちに見つからずにもとの場所に無事に帰れることを祈ることしかできない何のチカラもない人間です。ごめんなさい、キンちゃん。