フーちゃんお空へ。。 | べべのun deux trois

フーちゃんお空へ。。

27日に我が家の柴のフーが突然に亡くなりました。

えっと、今日は活字ばかりで長文になるけど、
犬や猫を飼ってる人には
きっと少しはために、お役に立てることがあると
思うので、最後まで読んでくれたらと思います。
...



死因となったのが、脾臓にできた癌でした。
血管肉腫というらしいです。





フーの場合、脾臓に玉子大と、ピンポン玉大の腫瘍が
二個あり、肝臓に転移していて、そこにもピンポン玉大
のものが1つありました。






そして、それが原因で急性的に胃と腸に大量出血し、
直接死に結びついてしまいました。








私も今まで亡くなった子達は、心臓病だったので、
ガンで亡くした経験がなく、それもあってガンの知識が
本当にありませんでした。








フーがなっていた【血管肉腫】

脾臓は胃のすぐ横にあって小さい臓器のようで、
なかなか発見しづらいみたいです。







大型犬に特に多いらしく、8歳以降のシニアに多く
メスより、オスが多いようです。
犬の三大癌と言われているようで、珍しくはないとのこと。







猫は犬に比べて少ないそうです。







脾臓に働きが血液を作ったりする部分みたいで、
リンパも多くあるため、進行が早く、
転移率がかなり高い。
そして、末期になっても、飼い主が異変に気付くほどの
症状が出ないことが多いそうです・・・










実際、フーも26日に2回いつもと違う黒い
柔らかめのウンチをしただけで、食欲はいつもみたいに
ガツガツすごいし、おしっこも普通で、嘔吐なども
なく、本当にウンチが変なぐらいでした。







その日にウンチだけ持って病院に行って見てもらったけど、
腸内のクロストリディウムという菌が多かったという
結果で、抗生剤とその菌を無くすお薬が出ました。






普段から血液検査や、レントゲンを撮っていても
判らないことも多いみたいです。
だから飼い主が異変に気付いて病院に連れて行った時には
もう手の施しようがない状態になってしまうということ。。







外科的に病巣を取り除いたとしても予後の生存率は
10%しかないみたいです。








フーの場合、腫瘍の大きさの割に肝臓への転移が早く、
また性質が悪かったみたいで、多臓器の突然の出血を
起こしたみたいですで、数時間前まで歩いて下痢があって
ちょっとしんどそうな子が、抱いて病院へ連れて行く
途中でもうほとんど意識がない状態でした。。。







こんな恐ろしい病気を知っていても、血液検査や
レントゲン検査では判らないのであれば早期発見は
難しいのかもしれないけど、
ただ、過去のフーの血液検査の
検査結果の用紙を見てみると、大分前から
“貧血”の数値が若干ですが出ていました。(本当に若干)
若干だけど、毎回そこは↓印でした。











でも、血液濃度などその他の数値は正常だったので、
先生も、そんなに気にすることはないですと
おっしゃっていて、スルーしてきていました。







でもきっとそのころから癌は出来ていて、僅かながら
異常が出ていたのだと思います。









なので、長くなったけど、何が言いたいかって言うと、
日頃の血液検査で、貧血の欄が正常値より低い数値が
検査の度に出ていたら、先生が
「このぐらいなら心配する
数値じゃないですよ、様子見でいいと思います!」って
言われても、安心しないで“おかしい!”と考えて
欲しいです。。。
なにか病気があると考えてほしんです。





私も、フー自身かわりなく手がかかるほど元気いっぱい
だったし、ごはんも食べていたので、数値が若干
低い事をなにも思わず来たけど、今思えば、ちゃんと
異常は出ていたから。。。







かといって、すべてが病気とも限らないだろうし、
それ以上なにか病気が潜んでいるのか調べてもらうには
CTなどの精密な検査を必要とするわけで、
犬が元気で、なお且つ、先生が様子見て行きましょう~
と言われたら、そうすることがほとんどになってしまうと
思うけど…







でも、自分に疑う気持ちがあ欠けていたんだって
今回すごく思いました。。
先生を疑うのではなくて、数値への疑いです。







血管肉腫は、本当に怖いガンらしく、早期発見は
難しい、ガンが判って手術をしたとしても
長く生きられないとなると、じゃあどうしようもないやん!って思うけど…






でも、、皆さんも、普段の血液検査で、どこかの数値が
正常値よりはみ出ているのが検査の度に続いたら、
僅かな数値のはみ出しでも安堵しないで、
“何か背景に病気があるのでは。”という
考えをもってください・・・。。




今回フーが突然亡くなって、未だに嘘のようで
信じられない気持ちが大きいのですが、
この病気を勉強させてもらったと思う。。
だからみなさんも良い意味での“疑う”という
事をしてほしいと思います。。






もし少しでも早く判ったら、もっともっとしてやれる
ことがあると思うから・・・
どんなに大事にしてても後悔って必ず残ると
思うけど、判っていることがあれば
本当にもっともっと色んなこと沢山してあげれたから・・・
ただその思いしか残らない・・・




お誕生日も知らない、年齢も知らない、ふと五年前に
垂水警察の交差点で出逢ったフー。
とりあえず呼び名なくて不便だったので
Who are you ? からフーと付けたそれが名前となって
一緒に過ごした五年間。。





すごく可愛くて素直で、純粋で正直で愛情深かい子でした。
本当にいい子でこんな私と出会うにはもったいないぐらいの
優しい子だった。
突然ほど悲しいことはないよ・・・・・



べべのun deux trois