サム·ペキンパーのガルシアの首を観た。

最初にVHSのレンタルで観たのが25年前、

そして今から8年近く前にこれまたVHSで。

主演のウォーレン·オーツのアウトローぶりが好きだったから。

という単純な理由だった。

パイオニアのLonsomeCarboyという

コンポーネントの商品名をテーマにしたイメージCMで会ってから

3年が経っていた。

BGMがライ·クーダーのスライドギターで、

この時初めて知った。

激烈な銃撃シーンには必ずスローモーションが採用され、

被弾した身体から血が飛び出るバイオレンスを醸し出す技術は

黒沢明の七人の侍から拝借したものだといわれる。

ガルシア前後のワイルドバンチと戦争のはらわたを通じて、

当時ペキンパーの助監督をしていたといわれる

ウォルター·ヒルに引き継がれた。

ハード·ボイルドアクションというカテゴリーを確立させた

クールな監督だった。

拳銃と硝煙とテキーラのボトルが似合う男。

これはウォーレン·オーツしかいない。

イースト·ウッドの続·夕陽のガンマンあたりの悪役

(イーライ·ウオラックかリーヴァン·クリーフ)の

いずれかの代役を十分に凌駕するイメージがあったと勝手に決める。

メキシコかニューメキシコか、

乾いた荒野の中にあるさびれたインディオの貧民街が、

この人が似合う居場所。

ウォーレンが死んだ日、

彼の住むモンタナのローカルプレスは鳥になったと報じたという。




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