マー君ついに黒星、Gが逆王手
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この世に聖人君主がいないように。
この日本野球界に聖人投手
などという選手はいない。
と言いたい。
マー君も内心、ホッとしているだろう。
実力という指標はとりあえず横に置いておいて
このまま勝ち続けることの運とツキが
すでに常態化し普通になっていることの
恐怖がひたひたと押し迫っていたのではないか。
このままだと、来年は黒星が半数以上続いて
絶望的な奈落に突き落とされるのではないか。
ひょっとして、命運が今年限りで
尽きるのではないか。
素人の下衆な勘ぐりのレベルを脱していないが、
若くして、26連勝という前人未踏の記録を造り上げ、
球界の真の神の子となってしまった
彼のこの異常な強運の終焉の次の反動を
思わない人は少なくないと思う。
仕事、スポーツ、ギャンブル、ゲームなど、
いずれかで勝敗の行方、連勝の難しさ、
連敗の惨さを知っている社会人にあっては。
麻雀というゲームがその典型ではないだろうか。
役満貫の中でも取り分け、一生に一度あがれるか
否かの役に
緑一色(リューイーソウ)、字一色(ツーイーソウ)、
大四喜(ダイスーシ)、九連宝燈(チュウレンポウトウ)
がある。
これらは一度あがると翌日命がなくなるほど‥
という喩えのある、
その人の一生分の運やツキを
使い切ってしまうほどの確率的にも
極めて難易度の高いあがり手といわれる。
マー君の今シーズンの26連勝無敗は
それに匹敵するほどの運気だと、考えても
無理はないと僕は思っていたからだ。
常勝はない、連勝は常ではない。
盛運の後には衰運が必ず訪れる。
陽と陰、勝と敗‥これは表裏一体だから。
波動曲線の極大値と極小値を往復する
三角関数のグラフそのものを
イメージせずにいられない。
連勝することが普通になってしまう
オーディエンスの身勝手な欲求と錯覚。
マー君はプロ野球選手の前に人間なのだ。
聖人君主、聖人投手ではない人間であることを
ファンを筆頭にみんな忘れてはいないか。
負けてホッとしているのはまさに本人自身で、
改めて彼に、ご苦労様、素敵な夢をありがとう
と拍手とエールを贈りたいと思う。
27試合目で負けてよかったね、と。
