世界初「フェラーリ」のテーマパークがアブダビに完成
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世界有数の優良企業のオーナー、実業家、CEOとして

成功した人が次のビジネスフィールドを考案する時、

決して日本をメインとするアジア系の人々では

発案しえない、アイデアだと思う。

自社製品の市場での頭打ち、飽和、さらに為替差損で

赤字が続く中で、再浮上の礎になる次の商品を考える時。

これまで自社で培ってきた技術やサービスを前提

にして考案、検討、リサーチ、マーケティング、

最後にマネジメントという、

一連の増収増益のスキームを構築する、というのが

新商品の開発に繋がり、それがひとつの方程式に

なっている。

にもかかわらず、自社がカテゴライズされる業界、

業態内での方程式から逸脱して、

まったく違うカテゴリーやフィールドで

ユニークかつサプライズなビジネスを

構築しようとすることは欧米的、特に

ラテン系の奇抜で遊興に熱狂的な開拓精神の

DNAが、フェラーリのテーマパークを生み出したのだ

と考えたい。

フェラーリというブランドの活用を、

クルマ製造販売一筋から、エンターテイメントの

運営販売にもシフトチェンジしてしまえる

思い切りの良さがすばらしいと思う。

パークの風景写真を見る限り、ディノなど

フェラーリを金字塔に仕立て上げた往年の

名車に乗ってコースを周遊できるなどの

アトラクションがあると想像できる。

ファンだけに留まらず、せめて一度くらい

ハンドルを握って走れる機会があるなら、

入園料やアトラクション料が少々高くついたに

しても行きたくなるだろうし、行ってしまうだろう。

それが、ブランドの認知性と訴求性の高さを示す

商標の徳、有価性ではないか。

その有価性だけで、十分にビジネスが成り立つと

考え、「夢を売り育む企み」を実現するところ

にフェラーリらしさがあると感じる。

夢があっていいと思う。

車好きでもスーパーカーファンでも、何でもない

僕だが、これは行きたくなってしまった。

さすがに、アブダビまで渡航してまでとは思わないが、

日本にオープンする日が訪れたなら

躊躇なく行くだろう。

ディズニーランドの愉快さも十分にわかっている。

オープン当初から数えてすでに3回、所詮3回しか

行ったことはないが、ずっとずっと行きたいと

思う場所ではない。

テーマパークは花火大会に近いものがあって、

序盤、中盤、十八番でオーディエンス(来場者)に

いかに心に深く刻まれるアトラクションを

見せられるかだと思うので、

遊興と娯楽の規模や内容がエスカレートすれば

するほど、オーディエンスにもある種の免疫が

できてしまい、少々のことでは感動しなくなってしまう。

受け手の楽しみの意外性の要求レベルが上昇すれば、

それに見合うアトラクションが必要になり、

設備投資の上昇も避けられない。

テーマパークのプロフェッショナルたちの世界では

それが常道になってしまう、という負のスパイラルに

陥っている現状があると思う。

フェラーリの場合は、そうではない業態の、

ひとつのブランドが連綿と

培ってきた商標の認知力と引力を

テーマパークに結びつけたアイデアこそが、

ディズニーよりもはるかに楽しく、幸福な意外性に

繋がってビジネスラインにオンしたのだと考える。

一昔前、第3セクターともてはやされ、

地方のあちらこちらに大規模なテーマパークが

造られた。

ディズニーランドの成功神話にのっとって。

が、所詮は2番手、3番手。

アトラクションもオリジナルのコピーや

ちょっとした焼き直しを加えた程度のものでしか

なく、一度試したらエンターテインメント性は

すぐに薄れ、意外性やサプライズの更新を求める

来場者の欲求を満たすには、アトラクションの短期的な

更新を迫られ、それができないがために

来場者数が落ちるのをジリ貧状態で過ごすか。

設備投資を繰り返して、その逆、客離れを食い止め

ようともがくか。

そのせめぎ合いの中で、ディズニーとUSJ以外の

テーマパークは、まさに今、斜陽を迎えた

神話で終止符を打とうとしている。

今一度、日本の斜陽を迎えたテーマパークが

一発逆転、決定的なスマッシュヒットを再燃する

ためには、このフェラーリのような

想像だにしなかった突拍子のない意外性や

サプライズが必要かと思う。

何につけ、それをするにはまた投資をしなければ、

と考えがちだが、とにかくアトラクション更新のために

投資が必要だとする考え方そのものを

一度、はずしてみてはどうだろう。

高額な投資を常道としない、

膨大なお金の掛からない

想像だにしなかったおもしろいアイデアを

アトラクション化する事象を考えてみる。

考えないより、考える方にいくばくかの

救いの道が見出せるのは、正攻法的な考察の

合理といえるだろう。

僕の中でさえ、具体論として2つ3つ、

稚拙なアイデアは並べることができる。

ここでは、テーマから逸脱してしまい無意味に

文字数を重ねる愚考になりかねないので避ける。

客観的に観て、かなりマニアックなアイデアになる

可能性も高いので記すには忍びないとも思うから。

いずれにせよ、フェラーリのテーマパークの実現は

それまでも誰も思いつかなかった

業際的エンターテイメントとして

世界的にも高く評価されるだろう。

さすが、フェラーリはエンターテイナー(芸達者)。


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