本を読むのが好き 中高生急増
http://
素敵な傾向だと思う。
10年後の将来が茫洋と明るくなった気がする。
我が子をして、読書とストーリーテリング、
読み聞かせが好きなので、これは全国的な
ムーブメントというかウェイブとして
起きているのだと思うとうれしい。
経済人類学で提唱された人の共振現象。
いわゆる共同幻想ともいわれ、
単位コミュニティあたりに一時的、永続的に
起きる意識やマインド(価値観や思考)の
共通伝達、共有現象というような
説明がなされていたと思う。
単純な例でいえば。
横断歩道で停止している数人の中で、
1人だけがまだ青になっていないのに渡りだすと、
釣られたように他の数人も歩き出してしまう。
というような、よくある現象。
それらの人々はもちろん、その場所でその時、
偶然信号待ちをすることになった人たちだ。
これは共振、共同幻想の初歩的な現象ともいわれる。
とも記憶している。
(表現や言い回しに語弊があると思いますがお許しを。共同幻想、共振に関する詳細は「幻想としての経済」「幻想としての文明」栗本慎一郎著、または「経済と文明」カール・ポランニー著、「暗黙知の次元」マイケル・ポランニー著など。ご興味のある方はどうぞ)
現幼少期~思春期の子どもたちの読欲が
増しているということは、
メディアを通じたさらなる知的欲求が増して
いる傾向にあるということだろう。
学校、教育関連機関での教示もあるだろう。
さらにいえば彼らの意識への刷り込みを意図した
何がしかの教鞭もあろう。
いい傾向だとも思う。
ただし、今後、何を読んでいるか、
何を読もうとしているのか、
が課題にはなってくるだろう。
四六版のハードカバーでありながら
活字だけのページかと思いきや、
10ページごとに漫画による劇画調ページが
10ページ割り込ませてある。
というような書籍をよく見受ける。
活字の連続では、脳内で映像化しづらいために
あえてその手段を取り、読解、理解しやすくし、
その本から離れていかないようにさせようとする、
レトリックなのだろうけれど。
書籍の読書、といえば小さな活字の羅列が
作り出す文章や言葉の意味を独力で
自分なりに読み解いて始めて達成感が得られる。
さらには、次の読書に繋がる喜びを
感じられるもの、だけに。
漫画や絵本ばかりを読み漁り
カテゴリーが固まってしまうような
読書で終わることのないように願いたい。
小説へも文学へも、ノンフィクション、
ジャーナリズムへも、思想、哲学へも
そこまでの基本的なステップがある。
少年少女はまず、童話や昔話から。
さらには国語をはじめとする教科書から。
教科書の文脈すら追うこともできず、
内容も読み取ることができないのであれば、
それは難しい作業だろう。
どの学年の国語の教科書にも登場する
「物語を読む」の課題では、
読書の基本的なスタンスを学ぶのに最適な
教材(物語または文学作品)が
登用されているだろうし。
その作者の書いている他の作品、
あるいは同時代の作者の作品、という具合に
芋づる式に読書の世界は広がりと深みを
増していくはずだ。
例年に比べ、読書をする子どもたちが増えている。
という傾向は喜ばしい限りだと思う。
これによって初等中等教育(義務教育)を授かる
学童の知的レベルも総体的に上がりはしないか。
教える側の教師としても
少し教えがいが生まれないか。
ドラッグや精神科に救いを求める教師が
激減しないだろうか。
これまでより、授業の効率化とレベルアップが
はかれる、と考えるからだ。
教育の素人による机上の空論なのだろうか。
現場は、保護者が思っているほど甘くないと。
