天気の変化が激しい連休ですが、今日は行楽日和でしたね。
暖かくなり、ベランダ菜園に活気が出てきた。
リーフレタスは成長が早く、三日に一度葉を10枚程度摘んでもまたすぐこの状態に。
比較用にスマホを横に置いてみたが、6株ほどが植わっているこの鉢はかなり大きい。
7鉢あったリーフレタスは4鉢を食べ切り、残りは3鉢。
この鉢からは8枚、残りの鉢と合わせ、20枚ほどのリーフレタスを採取し、今朝のサラダに入れた。
ベランダではミニトマトの花がどんどん咲き、小さな実も幾つか生っている。
ピーマンには蕾が、そして鷹の爪はすくすくと育っている。
昨年9月のこと、現役時代の後輩から「出張で東京に来たので久し振りにお会いしたい」との嬉しい連絡。
待ち合わせの場所は、仕事後の後輩にも便利な「新丸ビル」。
平日の午後なのだが、地下には多くの人出。
後輩へのお土産用に、『ポワン・エ・リーニュ』で美味しいパンを購入。
予約しているお店は、こちら側の通路の先。
14時30分という中途半端な時間にワインを飲める店は少ない。
そこで選んだのは、通し営業の『ミタン バイ エリック・トロション』。
「新丸ビル」の5階にある大好きなフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』のカジュアルな姉妹店だ。
店内は明るい色使いのカフェといった感じ。
後輩が到着し、スパークリングワインを抜栓。
グラシアン・エ・メイエ、クレマン・ド・ロワール、ブリュット。
青リンゴやグレープフルーツの爽やかな香り。
豊かな果実味の後には、ブリオッシュやイーストのニュアンス。
セパージュは、シュナン・ブラン45%、シャルドネ45%、ピノ・ノワール10%。
瓶内熟成期間は18ヶ月。
ランチは14時まで、ディナーは17時からなので、この時間の料理はワインのおつまみのみ。
サーモンのマリネ。
鴨肉のカルパッチョ。
イベリコ豚の生ハム。
このサーモン、とても上質で美味い。
鴨肉もハモン・セラーノもクレマンによく合い、グラスが進む。
ガーリックトーストは、パリッと焼かれたバゲット。
これはお代わりをしたい美味しさ。
久し振りに会う後輩と、色々な国で仕事をした時の思い出話や現在手掛けている仕事について話が盛り上がる。
地下1階の『ミタン』でクレマンのボトルをサクッと飲むと、まだ話し足りず、帰りのフライトにも時間があるので場所を移すことにする。
向かったのは、7階の「丸の内ハウス」にある、『リゴレット・ワイン&バー丸の内』。
ドアを開けると、そこはワインセラーの中。
ワインたちに温度変化と振動を与えることは申し訳ないが、暑い季節にこの涼しさは快適。
15時30分という中途半端な時間だが、店内はほとんど満席。
後輩が驚いたのは、店内の客が全て女性ということ。
男二人の私たちは完全に浮いている。
クレマンを1本飲んできているので、ここでは赤ワインを抜栓。
エチケットが可愛い。
カリフォルニアのロディアン、カベルネ・ソーヴィニヨン、ロダイ、2022年。
この鳥は羽角(うかく)があるので、フクロウではなくミミズク。
フクロウかミミズクかと言う話になると、ディジョンのノートルダム教会にある”幸福のシュエット(フクロウ)”を思い出す。
これが”幸福のシュエット”。
長年にわたって参拝者に撫でられ、つるつるになっている。
このシュエットにまつわる騒動を思い出したのだ。
”幸福のシュエット”の話に興味がある方は、こちらへ。
ロディアンがカリフォルニア、セントラル・ヴァレーのロダイで造る、カベルネ・ソーヴィニヨン。
ロダイと言えば、ジンファンデルの聖地。
でもロダイのカベルネ・ソーヴィニヨンも美味い。
赤いベリーの果実の香り。
綺麗な果実味にマイルドなタンニン。
スパイスのニュアンス、後味には出汁のヒントも。
バランスの良いミディアム・ボディ。
パスタはキタッラを選ぶ。
24ヶ月熟成パルミジャーノと生ハムのカチョ・エ・ペペ。
カチョ・エ・ペペは”チーズと胡椒”という名の、ローマ地方の名物パスタ。
もちもちのキタッラが美味い。
岩手県産白金豚のグリル、アップルジンジャーソース。
たっぷりソースをかけていただく。
ソースは塩味控えめで、生姜と林檎の味が上手く馴染んでとても美味い。
白金豚は少し火が入り過ぎているが、旨味が強く肉質は柔らか。
豚肉にもミディアム・ボディのカベルネが良く合う。
16時30分になると、満席だった店内に残る客は少なくなった。
後輩のフライト時間を考え、私たちも急いで席を立つ。
何時もの温泉うさぎにお別れの挨拶をし、東京駅に後輩を見送りに行く。
久し振りに会う後輩との、丸の内での楽しい時間でした。