昨年7月のこと、恒例の高知旅行の続き。
メンバーは、高知のかずみさん、そして、しづちゃんと私。
桂月の土佐酒造でたっぷり試飲を楽しみ、気に入った酒を購入した後は、ランチのお店に向かう。
土佐酒造滞在時間は一時間の予定が二時間となったので、ランチのお店に一時間遅れで到着。
かずみさんが案内してくれたお店は、『イールファーム うなぎ家』。
時間は既に13時を過ぎているので、お店は空いている。
真ん中の柱に貼られた”ご飯大盛り無料”の紙を目敏く見つけてしまった。
日本酒をたっぷり試飲してきているので、ビールは一本を三人で分けて飲むことに。
三人で乾杯。
タクシーをハイヤー利用で来ているので、かずみさんも安心して飲むことが出来る。
かずみさんは、鰻重。
土用の丑の日はもうすぐなので、王道の選択。
私も鰻を食べるつもりでここに来たが、こんな幟を見付けてしまった。
鰻と牛肉を比べると、やはり牛肉を選ぶ。
四万十麦酒牛ザブトン重が届く。
蓋を開けると、麗しき四万十麦酒牛。
ご飯はもちろん大盛りにしてもらっている。
サシがたっぷり入った肉は柔らかく旨みが凝縮されていて、口の中でとろける美味しさ。
脂が重くないので胸に支えない。
神戸牛や松阪牛や宮崎牛にも負けない、素晴らしい牛肉だ。
2/3はそのまま食べ、残り1/3はお茶漬けに。
これがまた美味い。
美味しく完食。
『うなぎ屋』を出ると、歩いて行ける場所にあるミシマ・ファームに向かう。
ここは日本で二番目に小さなワイナリーなのだそうだ。
ミシマ・ファームの説明は、生食用ブドウについて。
元々生食用ぶどうの農園で、その巨峰などのぶどうを使ってワイン造りを始められたのだそうだ。
ぶどう栽培は、オーガニック。
奥様に案内していただく。
それにしても、暑い。
ここがぶどう畑。
昨年、今年と気温が高く、栽培に苦労されているとのこと。
安芸クイーンを試食させていただく。
お隣の畑は、巨峰。
別の場所にあったメルローとナイアガラの畑は手放されたとのこと。
現在は少量生産で、会員への販売に特化されているようだ。
ミシマ・ファームを出ると、「道の駅 土佐さめうら」でお買い物をし、帰途に就く。
東京では米が入手難となっていたので、美味しいと評判の嶺北米を友人達へのお土産に購入。
山の間に見えているのは、四国の水がめ、早明浦(さめうら)ダム。
吉野川では釣りやキャンプを楽しむ人の姿も。
坂東太郎、筑紫次郎、四国三郎として日本三大暴れ川に数えられる吉野川だが、上流のこの辺りはまだ川幅も狭い。
走ること約一時間、タクシーにホテルまで送ってもらい、かずみさんとお別れする。
ホテルにチェックインし、シャワーを浴びて洋服を着替えると、しづちゃんと高知駅に向かう。
はりまや通りには至る所にアンパンマンのキャラクター。
高知駅前には幕末の志士三人の像。
左から、武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎。
高知駅に到着。
乗る電車の発車まで7分もあるので、写真を撮ったりしながらゆっくり改札に向かう。
ところが、問題発生。
自動改札機をPASMOで通過しようとしたら、カードリーダーが無い。
駅員に聞くと、「PASMOもSuicaも使えません。切符を買ってください」とのこと。
券売機で切符を買おうとするが、行き先の”あかおか”の駅名が出てこない。
そう言えば、あかおか駅は第三セクターの土佐くろしお鉄道にある駅だった。
女性の駅員がやってきて、「そっちの券売機では買えません。こっちの券売機で買ってください」と言って操作を手伝ってくれ、何とか往復切符を購入。
改札を通り抜け、エスカレーターを駆け上がり、乗るべき列車(電車ではない)にぎりぎりセーフ。
先頭車両に飛び込んで、ほっと一息。
列車に揺られながら、念のためお隣のご婦人に、「この列車は”あかおか”に行きますね」と質問。
すると、「行きませんよ。あかおかに行くのは最後尾の一両だけで、次の後免駅で切り離されます」とのこと。
三両編成の電車の中を、急いで先頭車両から最後尾車両に移動。
こうして、何とかあかおか駅に到着。
2019年に赤岡を訪問した時は、かずみさんが車で案内してくれた。
今回はかずみさんは用事があって私たち二人だけでの赤岡訪問となったが、前回のかずみさんのご厚意が改めて身に染みる旅となった。
向かい側のホームには、高知駅に向かうアンパンマン列車。
色々あっても楽しい高知旅は続きます。