美味い酒と鰹を求めて四年ぶりの高知への旅、フライシュ・ケーニッヒ、高知市 9 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、高知のかずみさんご夫妻、そしてしづちゃんと私。

小料理店の『曽我部』で土佐の美味い料理と酒を味わい、『土佐バル』で土佐酒を楽しんだ後は、かずみさんがまた次のお店に案内してくれる。

 

三度目の帯屋町商店街を歩く。

 

店の前に行列が出来ている。

ここは、『5019 PREMIUM FACTORY(ゴーイング・プレミアム・ファクトリー)』の高知本店。

”5019”で”ゴーイング”と読ませるのは面白い。

 

5019 PREMIUM FACTORY 【ゴーイング プレミアム ファクトリー】の代表写真1

こんな豪快なハンバーガーが人気のお店なのだそうだ。

それにしても、どうやって食べるのだろう。

 

脇道に入ってさらに進む。

 

かずみさんが案内してくれたお店は、『フライシュ・ケーニッヒ』。

ここで奥様とお別れし、三人で入店。

 

写真をあとで見てわかったが、このお店はかなり高い位置にあるようだ。

調べてみるとビルの4Fと5Fにあるお店だが、もっと高い場所に思える。

 

ここは南国市の山本麦酒が醸造するビールを中心に、色々なクラフトビールを味わえるお店。

 

酔いが回り、かずみさんもしづちゃんも絶好調。

 

それぞれが好きなビールを選択し、乾杯。

しづちゃんは、猪鹿蝶、フルーツセゾン。

”オレンジとマンゴーの果汁にジャスミン茶葉を使用。スッキリとした飲み口に紅茶の余韻がほんのり残る、秋に飲みたい1杯です”。

かずみさんは、グリーンロード、セッションHAZY IPA。

”フレッシュでグリーンなホップの香りを味わうヘイジーIPA。アルコール度数は少し抑えて飲みやすく、でも山本麦酒らしい骨太の苦味。セッションだけどたっすくない仕上がりです”。

「たっすい」は土佐弁で「弱々しい」、「頼りない」、「薄い」といった意味で、キリンビールの「たっすいがは、いかん!」キャンペーンは有名。

 

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このポスターは、神楽坂の高知の物産と日本酒のお店、『ぼっちりや』で撮影したもの。

高知では至る所で見るポスターだ。

 

私のビールは、弾丸、HPA。

”クラシカルな製法でこだわって造るペールエール。柑橘系のアロマと骨格のある苦味の余韻を大切に、飲み干して美味い究極のバランスを目指してます”。

 

ピーナッツでビールを飲むと、「ラッフルズ・シンガポール」の『ロングバー』を思い出す。

でもここではピーナッツの殻を足元に捨てるようなことはしない。

 

ハモンセラーノ、ザワークラウト、烏賊の薫製、バルサミコを掛けたポテサラ。

ドイツ名のお店だけあり、ザワークラウトが出された。

 

「土佐バル」ではおつまみ程度にしか食べていない。

小腹が空いてきたので、ビールと共に美味しくいただく。

 

私の二杯目は、クラフトバンク、レイジーIPA。

”ピーチやメロン、ライムといったフルーツのアロマ、柔らかな口当たりで重た過ぎず飲みやすい仕上がり”。

 

製造者は、京都府福知山市のクラフトバンク。

 

かずみさんの二杯目は、クラフトバンク、小豆レッド。

”丹波産、十勝浦幌産の小豆を使用。綺麗な淡い赤色にヴァイツェン特有のエステル香と小豆の優しい風味が特徴”。

 

これも、同じブルワリー。

 

楽しく飲んでいっぱいお話しをしたが、この夜の私の写真はここで途切れている。

四時間睡眠で朝から飲み続けているので、力尽きたようだ。

以降はかずみさんからいただいた写真。

 

最後にかずみさんがお店とのお付き合いで飲まなければと、酸っぱいビールを飲まれていたことは覚えている。

リープル、サワーエール。

”ひまわり乳業さんに全面承諾頂き完成したリープル(乳酸菌飲料)のビールです。サワーエールの酸っぱさにリープルのほのかな甘さと香りが調和しています”。

 

しづちゃんと乾杯。

日付も変わり、明日に備えてそろそろ帰途に就くことにしよう。

友人たちと過ごす楽しい高知の旅は、翌日に続きます。