千葉中央にあるイタリアン、『アクア・エ・スオロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州のソーヴィニヨン・ブラン、ヴェネト州のソアヴェ・クラッシコを飲んだあとに頼んだ三種類目のワインは、カリフォルニアの白。
ニュートン・ヴィンヤーズが造る、シャルドネ・レッドラベル、2014年。
ニュートンはナパ・ヴァレーのスプリング・マウンテンにある220haの土地に、1977年に設立されたワイナリー。
自然に配慮したぶどう造りを行い、アンフィルタード・シャルドネを生み出したことで有名。
写真では少し薄く写っているが、色合いは綺麗な黄金色。
フレッシュだが重厚な果実味を持ち、酸もしっかりとある。
熟した洋梨やパイナップル、リンゴ、メロンのニュアンス。
そして樽香や、樽由来のバニラ香も心地よい。
ぶどうは、ソノマの畑のものを66%、ナパの畑のものを34%使用。
フレンチ・オークの樽で7ヶ月熟成させてリリースされている。
オイルが熱々なので、気を付けて食べないと舌を火傷してしまう。
パンに載せて食べると、具材が直接舌に触れないので火傷しない。
ワインを飲むピッチが速いので、パンをお腹にいれておくことは悪酔いを防ぐためには重要。
彼女もこれは美味しいと評価。
でも、冷えたシャルドネを飲むピッチが一層早くなってしまう。
前回飲んで素晴らしかったので、是非彼女にも飲んでもらいたかったのだ。
アブルッツォ州のファルネーゼの最高峰ワイン、エディツィオーネ、チンクエ・アウトークトニ、No.14。
ルカ・マローニ誌で何度も最優秀に選ばれているワインで、このNo.14 (2012年ヴィンテージ)も2015年版で赤ワイン部門の第一位に輝いている。
エディツィオーネはアブルッツォ州とプーリア州の二つの州のぶどうを用いているため、ワイン統制法に従い、ヴィンテージを表記することができない。
そこでファースト・ヴィンテージから通しでNo.が付けられており、このNo.14は2012年ヴィンテージを示している。
中身が重厚なワインなのでボトルも重厚なものが合うのだろうが、持ち運びも大変だし、注いでいてどの位ワインが残っているのか全く分からないのは問題。
グラスに注ぐと、色合いは深紅と言えるほどとても濃い。
プラムやブラックベリーの黒果実の香り。
焦げたオークやシナモン、黒胡椒、そしてバニラも感じる。
バリックで発酵させ、12~14ヶ月熟成させてリリースされている。
チンクエ・アウトークトニとは”5種類の土着ぶどう品種”の意味で、セパージュはモンテプルチアーノ33%、プリミティーヴォ30%、サンジョヴェーゼ25%、ネグロアマーロ7%、マルヴァジーア・ネーラ5%。
このワインは彼女も気に入ってくれた。
ここまで来た甲斐があったと言うことだ。
でも、新しいワインはまだ続きます。
千葉中央の『アクア・エ・スオロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。