今日は霞が関で打合せ。
会議室の窓から外を見ると、目の前に虎の門ヒルズが見える。
実は今夜は、虎の門ヒルズで彼女と待合せているのだ。
早目に打ち合せを終わらせ、虎の門ヒルズに歩いて向かう。
ワインが入ったバッグは重いが、歩いてもわずか数分の距離。
ハイアット・グループの高級ブランド。
グランド・ハイアットもパーク・ハイアットも好きで良く利用するが、アンダーズ・ブランドは初めて。
『アンダーズ・トーキョー』は、和のテイストを上手く織り込んでいる。
エレベーターの意匠も面白い。
1階からレセプションのある51階に上るエレベーターと、客室のある階に移動するエレベーターとではデザインが異なる。
でも、どちらも意表を突く和のテイスト。
このエレベーターは、魚の群れが勢いをもって描かれている。
彼女が先にチェックインしている。
彼女から届いたメールの情報を頼りに、部屋に向かう。
私達の部屋はこの先。
近未来の映画の中に迷い込んだような錯覚を覚える。
まさに都会のオアシスと言える高品質の空間。
既にワイン・クーラーやグラスが部屋に届いている。
私が予想外に早く到着したので、彼女はまだバスルームで髪を乾かしている。
バスルームとクローゼットは繋がっていて、どちらの入り口からも行き来できる。
この造りは、ソウルのパークハイアットと似ている。
木質系の造りが落ち着いた雰囲気を醸し出す。
私も一日の汗を流すことにしよう。
無意識の内に、熱気の中に彼女の残り香を求める。
円形のバスタブに湯を張り、身体を沈める。
何と、部屋のテーブルも木造。
ちょっとやり過ぎかとも思うが、まあ首尾一貫することは良いことだ。
さて、これから楽しむワインのご紹介は、また明日。