ブバネシュワルと言えば、寺院の都市として有名。
アショカ王がこの地との戦で大殺戮を行い、後に仏教に帰依してこの地に多くの寺院を建立したのが由来だそうだ。
ホテルに着くと、大きなガネーシャの像が迎えてくれる。
このガネーシャは先に紹介したホテルのものと違い、ちゃんと腕が四本あり、片方の牙が折れている。
それにしても、大きく手の込んだ像である。
このホテルには、至る所に人物像が立っている。
そのすべてが女性の立像で、顔が柔和で豊満なボディをしている。
大きさは1mちょっと位だが、存在感がある。
この像も同じ顔かたちで、同じく豊満な身体をしている。
この姿は、この地方の女性の理想像なのかもしれない。
この二つの像は、ホテルの玄関の外側の左右に配置されており、最初に客を迎えてくれるのだ。
どの像も個性的で、思わず目が向いてしまう。
回廊の先には明るい光が。
その光に導かれるように、回廊を進む。
美しく飾られた台座の上に鎮座している。
この植木の置き方は、プールを利用しないようにとの意思表示のように見える。
インドは何時訪れても花が咲いている。
この花は色鮮やかで肉感的で、いかにもインドらしい。
他の花がゴージャスなので、こんなシンプルな花にかえって新鮮な美しさを感じる。
これが大きな樹の一面に咲いていると、かなり豪華。
それにしても、花の種類を数えているといくら時間があっても足りないくらいだ。
そんなに大きな庭ではないが、ちょっとした茂みに新たな花を見付けるのは楽しい作業だ。
新たな花を見付けたと思ったら、茂みの中から現れたのはこの母子像。
多くの立像の中でも、一番現実的で心惹かれる像である。
からまる蔦をちょっとだけ横にどかせて写真撮影。
色々な発見があって楽しい、オデッシャ州の田舎のホテルでした。