こんにちは。
大阪オフィスの伊原です。
私はずっと、東北のお客様の担当をさせていただいていました。
今日は、福島県会津若松市のお客様から、
ご連絡をいただきましたので、一部を抜粋してご紹介させていただきます。
福島に暮らす方からの福島の「今」です。
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震災当時は、社員全員建物から避難しました。
会津の震度は6弱で、建物の外壁が少し剥がれたぐらいで済み、
社員とその家族も全員無事でした!
インフラの回復も3週間ほどですすみ、現在はガソリンも食料も
日常に戻っているので、普通の生活はできています。
しかし、原発問題にはかなり脅威を感じています。
原発付近は立ち入りが制限されているため、
その付近の瓦礫の撤去や行方不明者の捜索は放置されています。
会津若松は原発から100㌔離れているため、原発のある
大熊町の行政機能と避難民の方々が移転してきました。
(会津は山に囲まれた自然の要塞のため!?か、放射能は
ほとんど影響ないです)
私も高校の体育館に炊き出しのボランティアに行ってきましたが、
もう地元に戻れる当てもないし、
将来の不安でいっぱいになっている人達の姿を見ると、
ホント気の毒に思います。
一方、震災から一カ月経ち、会津の人々は厳しい現実に目をむけはじめました。
地震・津波の直撃は受けなかったものの
会津の基幹産業は観光と農業です。
放射能の風評被害にはすさまじいものがあります。(福島というだけで×)
知り合いの牛乳製造会社が休業に追い込まれたり、
温泉宿や観光施設も閑古鳥がないています。
(因みに野口英世記念館ご存知でしょうか?年間30万人程
の入場者をほこるのですが、現在はほぼゼロに等しいと 嘆いておりました。)
復興特需と言われるものもなく、今の売上では会社を維持できず、
解雇や賃金カット、場合によっては商売をやめることを考える
中小企業も出てきています。
当社も例外ではありません。
≪中略≫
まあ、このことは当社だけではなく、
会津地域にあるすべての中小企業にいえる事なので、
天が私たちに与えた試練と思って、
覚悟を決めて、会社の存続とともに地域の復興を進めていきたいと思います!
伊原さんの心からのメール大変励みになりました!感謝です。
PS.伊原さんにお願いしたいことは、もしスーパーなどで
福島県産の野菜を見かけたら、購入して頂ければ
嬉しいです
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同じ福島県でも原発の被害を受けていない地域もあります。
「福島の食べ物=危ない」ではないということを、
たくさんの方に知っていただきたくて、ご紹介させていただきました。
風評被害で、つらい思いをしている方がたくさんおられます。
ひとり一人の力は小さくても、たくさんの人が行動すれば、大きな力になります。
これまで美味しいお米や野菜、果物、お酒、ラーメン、そしてあたたかい温泉で
私たちを楽しませてくれていた福島が危機です。
私たちが助ける番です。
みんなで力を合わせて、この危機を乗り越えましょう!
支え合おう、日本。
(伊原)